世界のCEOの78%が今後3年間の雇用増を予測 KPMGがCEO1278人に聞く

KPMG International

From: 共同通信PRワイヤー

2015-07-21 14:30

世界のCEOの78%が今後3年間の雇用増を予測 KPMGがCEO1278人に聞く

AsiaNet 61232 (0929)

【ニューヨーク2015年7月20日PRN=共同通信JBN】
*新たに公表されたKPMG CEO Outlook Studyによると、(世界大手企業の)最高経営責任者(CEO)は、引き続き企業の変革を進め、製品関連、カスタマー、ロイヤルティーについてますます関心を高め、新技術に精通しようとしている。

KPMG Internationalが公表した今後3年を見通す新しい大がかりな研究の中で、世界ビジネス担当重役は、企業が今後3年間成長する能力に確信を持ち、世界経済の展望について自信を表明している。

2015 KPMG CEO Outlook Study ( (リンク ») )によると、1278人のCEOのうち、欧州の69%、アジア太平洋地域の66%、米国の52%のCEOが、今後3年にわたる成長と世界経済について昨年実績より一層より大きい自信を持っている。自社の成長予測を評価するに当たって、欧州諸国のCEOの70%、アジア太平洋の68%が1年前より自信を持っている。経済回復が順調に進んでいる米国では、19%が1年前よりも自信がある、と表明しており、46%が前年と同様のレベルでの自信があると回答している。最も重要なことは、世界的にCEOが2018年半ばまで雇用促進ムードがあると見通しており、78%が雇用の促進を予想していることである。

KPMG Internationalのグローバル会長、ジョン・ビーメヤー氏は「世界のCEOから得られた全体的メッセージは、彼らが今後3年にわたり肯定的な展望を持ち、より多くの人を雇用しようとしていることだ。米国と比較して欧州とアジアでは、前年よりいい変化があり、それは一部には経済回復がより進んだ段階になる米国がもたらす結果である」と語った。

KPMGの研究によると、CEOはますます高まる競争上の圧力に立ち向かっている。重要なものから列挙すると、86%(のCEO)は顧客のロイヤルティーを心配しており、72%は新技術に遅れを取らないか懸念し、68%はビジネスを奪う競争社の能力に関心を示し、66%が今後3年に自社製品あるいはサービス関連について気になっている。

重要なことだが、すべての組織にとって最もリスクの大きい立場は恐らく体制である。CEOの44%は、現在実行中のビジネスモデルに「まあまあ安心している」だけで、経営者の29%は、彼らの組織が今後3年間に大いに異なる企業体に変わっている可能性があると答えている。

研究結果は、CEOが(競争から)生き残り成功するためにビジネスを変革する必要があると真剣に考えている。ほぼ3分の2のCEOは、彼らのビジネスが世界的成長戦略のリスクを取ろうとしていないと答え、半数以上(56%)は、イノベーションに向けて企業全体の手続きを完全には実行していないと語っている。

回答者の半数は、彼らの企業がデータと分析を管理する方法を改善する必要があり、サイバーセキュリティーに関わる事象にもっと備える必要があるなど、さらなる問題点を指摘した。

KPMGのビーメヤー氏は「CEOは引き続きこれまでにない複雑なビジネス問題に直面している。当社の研究に答えてくれた多くのCEOが、その成長戦略に対してさらに計算ずくでリスクを取る必要があると、企業幹部と会合した際に聞いたことを繰り返し強調していた。CEOは物事を違う方法でする必要があることを承知しており、どうしたら競争力ある立場との関係を保ち、強化するよう変革することができるか決めるため、組織を真剣に見据えている」と語った。

▽今後3年にわたる戦略的優先策
企業幹部は世界的に、以下のことに目を向けている。優先順に列挙すると、新しい成長戦略の開発、より強いクライアント重視、地理的影響力の拡大、コスト構造の削減、市場への商品化スピード、イノベーションの育成などである。彼らが第1に重視している点は、今後3年の成長もしくは業務効率化のいずれかと聞いたところ、米国のCEOの94%が成長と答えたのに対して、アジア、欧州のCEOは業務効率を重視していると回答した。

自社の展望とパフォーマンスに及ぼす最大のインパクトに関して、CEOが指摘した3つの最大の問題点は、「世界的な経済成長」であり、次いで僅差で「規制環境」と「破壊的(大きな影響を及ぼす)テクノロジー」と指摘した。

▽中欧と米国の最重要事業拡大目標
今後3年間にわたり多額の資本を投資する見込みの分野はどれかとの質問に対して、CEOは第1位の地域として自国以外と判断した。米国のCEOは欧州特に中欧、次いで南米、中国を重視していた。中国、日本、英国、ドイツ、スペイン、フランスのCEOにとって米国は新たな成長にもっと大きな可能性のある地域である。ビーメヤー氏は「米国経済の回復力によって、米国は欧州、アジアに拠点のある企業にとって、魅力的な投資対象となる」と語った。

▽成長ミックス
52%のCEOは現在、その当面の成長戦略が主として本業の成長を中心として構築されると答えた。CEOの42%は本業と買収を通じた非本業分野の成長の組み合わせと、6%は主として本業と答えた。

今後3年にわたり何らか期待できる成長戦略を考慮するかとの質問に対して、CEOの59%はその優先策は本業になると予測し、22%は本業と買収を通じた本業以外の成長、さらに19%は本業以外になると答えた。米国のCEOの29%は、さらなる買収戦略を挙げ、本業以外の成長が主たる成長の推進力であると述べた。

CEO Outlook Study( (リンク ») )に関する情報画像、アニメビデオおよび追加情報は以下を参照。

  (リンク »)

さらにハッシュタグ(#CEOoutlook)でTwitterの@KPMGをフォローできる。

▽2015 KPMG CEO Outlook Studyについて
調査は10の主要市場(オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、スペイン、英国、米国)の1278人の最高経営責任者(CEO)および9の主要産業部門(自動車、バンキング、保険、投資管理、ヘルスケア、製造、テクノロジー、小売り・消費者市場、エネルギー・公益)を対象とした。回答者の4分の1は年商100億米ドル以上、年商5億米ドル以下の企業はゼロだった。

▽KPMG Internationalについて
KPMGは会計、税務、アドバイザリーサービスを行うプロフェッショナル企業の世界的ネットワークである。世界155カ国で業務を行い、会員事務所全体では16万2000人以上が働いている。KPMGネットワークの独立した会員企業は、スイスに登記されているKPMG International Cooperative(KPMG International)の関連会社である。個々のKPMG会員企業は法的に別の独立した法人で、その旨を明らかにして事業を展開している。

KPMGに関する詳細はウェブサイトwww.kpmg.com を参照。

▽問い合わせ先
Amy Greenshields (Global Communications)
amygreenshields@kpmg.ca
T: +1-416-777-8749;
Ichiro Kawasaki (US Communications)
ikawasaki@kpmg.com
T: +1-201-307-8640

ソース:KPMG International


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