報道発表資料抄訳
2015年7月22日
[2015年7月21日] 米国オレゴン州ビーバートン発
テクトロニクスとフランスのIRCICA研究所は本日、フランスのリール大学に光/無線通信イノベーション・ラボを開設したことを発表しました。テクトロニクスの最新の高速テスト・ソリューションを備えた新しいラボは、光コヒーレントおよびTHz無線トランシーバ技術研究にフォーカスする一方、高速の光/通信技術を開発する外部企業もこの設備を利用できるようにしています。この新しい設備は、「テクトロニクス・ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボ(The Tektronix European Optical and Wireless Innovation Laboratory)」と命名されました。
世界中の、今までにないような高速のデータ伝送容量の要求にこたえるため、このラボでは、現在可能なレートよりもさらに高速なPB/s(ペタバイト/秒)レンジを超える光データ伝送を可能にする、空間分割多重やマルチコア・ファイバなどの技術を研究します。
このような先端研究をサポートするため、このラボは業界で最も高性能な光コヒーレント・テスト・ソリューションを設備します。エンドツーエンドの送受信ソリューションとしては、テクトロニクスのAWG70001A型50GS/s任意波形ジェネレータ、OM5110型46Gbaudマルチフォーマット光トランスミッタ、DPO77002SX型70GHz ATIリアルタイム・オシロスコープが含まれています。
IRCIA研究所、ディレクタのNathalie Rolland氏は、次のように述べています。「PB/sを超えるデータ・レートでは、最高のなかでも最高の性能が求められます。このラボでは、IRCICA研究所がモデリング、光の特性評価、最先端のアクティブ/パッシブ・ファイバの製造に関する専門知識を提供し、テクトロニクスはBER、EVM、アイ・ダイアグラムによる信号品質の定量化を可能にする業界トップクラスの次世代テスト機器を提供しています」
テクトロニクス、プレジデントのパット・バーン(Pat Byrne)は、次のように述べています。「IRCICAと協力したテクトロニクス・ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボの開設は、お客様の技術革新を可能にするという当社のフォーカスに沿ったものです。当社は、業界のニーズをサポートし、光コヒーレントとTHzトランシーバの技術進化を強力に推進して行きます。」
<IRCICAについて>
IRCICA(The Research Institute on Hardware-Software devices for Advanced Information and Communication、先端情報/通信のためのハードウェア/ソフトウェア・デバイス研究所)は2003年に設立され、2010年にはCNRSおよびリール大学の共通研究ユニットになりました。IRCICAは、提携する研究所から150人の研究者、エンジニアを迎えており、光ファイバ、テレコム、仮想現実の3つの補完技術プラットフォームをサポートしています。IRCICAの科学的な目的は、ハイレベルな通信システム、拡張および仮想現実をベースとした新しいヒューマン・マシン・インタフェース、IoT(Internet of Things)のための自律センサ・ネットワーク、電子/光子デバイスのための新素材など、広範囲な通信システムの学際チームの振興にあります。
<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開し、優れたサービスとサポートを提供しています。詳しくはウェブ・サイト(jp.tektronix.com)をご覧ください。
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