千葉商科大学(千葉県市川市/学長:島田晴雄)商経学部(学部長:太田三郎)は、大学と産業界の求める学生像及び教育内容への相互理解を深め、地域社会における新事業創出等の産業振興に寄与することを目的として、ロック製菓株式会社(東京都千代田区/代表取締役:吉村健一氏)と産学連携協定を締結した。
今回の連携では、銚子商業高等学校と接続した大手製パンメーカーとの提携でも実績がある商経学部「企業とつくるプロジェクト」の一環として、同学部経営学科の正課科目「起業家リサーチ」(履修者55名:藤田千晴商経学部非常勤講師・中小企業診断士)の履修者等を中心とした学生有志が、11月を目途に学生自らが出資して株式会社を立ち上げる。さらに、ロック製菓株式会社との協働事業を行い、それに係わる商品開発、販路の相互利用及び商品プロモーション、商品販売等を学生らがロック製菓株式会社の協力を得ながら実践していくもので、商品の製造工程においてもロック製菓株式会社に委託する。
同大商経学部は、外国語、コンピュータ、簿記・会計の修得を基礎に、商学、経済学、経営学を学び、実業界などで活躍する人材を育成する学部として、ビジネス社会に直結した教育を実践している。今回の株式会社立ち上げにおいては、在学中に会社設立を希望する同学部生らの意欲的な声を汲み上げ、同学部が教育として呼応する。
一方、ロック製菓株式会社は、1928 年の創業以来、純粋チョコレートを使ったチョコレートをメインに製造販売しており、登録商標として、“コインチョコレート”を有している。同社は原料からオリジナルチョコレートを製造する仕組みを活かし、2014年には日本で初めて日本アジアハラール協会のハラル認証を取得。このような同社の強みは、このたびの同学部との連携事業において、学生が自由度の高い商品開発を創造するとともに、顧客ニーズの多様化を考えるうえで、たいへん重要な要素と考えている。
今夏以降、学生たちは2015年度内に株式会社設立から事業計画、年度決算までの会社組織における一連の流れを実践的に学ぶ。会社としては利益を生むことが目的となるが、同大としては、将来の社会を担う学生たちが、会社組織に必要とされるそれぞれの分野の役割を在学中に実践的に体験することで、学びへの深い理解や会社組織の社会的意義を深めることに期待している。さらに、この取り組みは、社会経済の変化に伴う企業からの人材需要に即応した質の高い人材の育成に寄与することと考えている。
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