こんにちは。
アラサー経験ゼロからWebエンジニアになった野呂です。
2コラム目は、Ruby on Railsとは何か、その仕組みについて”銀行”に例えてお伝えいたします。
”銀行”に例える理由は、大人であれば誰もが一度は経験したことに例えることで、腹落ちして理解を
していただきたいからです。
まず最初に、RubyとRuby on Railsとは何かについて簡単に触れ、Ruby on Railsを使うと開発がどう変わるのか、
その仕組みはどのようなものか、をお伝えします。仕組みに触れる際に”銀行”の例えを用いて解説します。
■RubyとRuby on Rails
Rubyは開発言語です。Ruby on RailsはRuby用Webアプリケーション・フレームワーク(以下、フレームワーク)で、
開発言語ではありません。
開発言語とは、マシン(コンピュータ)を操るための言語のことです。人間が読み書きでき、マシンに命令として
伝えられる言葉です。
なぜ開発言語が存在するのか。それは、人間とマシンが対話をするために必要だからです。
人間は、言葉を読み書き話します。マシンは、内部に組み込まれた半導体上を流れる電気信号の電荷で動きます。
それは、二進数の世界で、”01(ゼロとイチ)” で動きます。
人間が読み書きでき、マシンにも伝わる言葉があれば、マシンを操れる。開発言語は、そのために生まれました。
開発言語をインストールしたコンピュータ内では、開発言語でコンピュータに対する命令文を実行すると
”01(ゼロイチ)”に変換してコンピュータにその命令が伝わります。命令が伝わるからコンピュータが動きます。
このようにして開発言語は生まれ、インストールをしたコンピュータ内で使うことができます。
開発言語のRubyは1995年に生まれた比較的新しい開発言語です。
その特徴は、世界中で唯一、日本で日本人が開発した開発言語であることです。他のあまたとある開発言語は、
ほとんどが米国か欧州で生まれたものです
日本人であれば、ぜひ把握して愛着を感じて使っていただきたいと思っています。
一方、フレームワークのRuby on Railsは、2004年に生まれました。フレームワークとは何かは後述します。
Ruby on Railsは、Ruby用のフレームワークですが、残念ながら日本人が開発したものではありません。元PHPエンジニアのDavid Heinemeier Hanssonという人が開発しました。David Heinemeier Hansson氏は、より”洗練した書き方”ができるRubyに魅せられ、開発作業の無駄を徹底的になくすための手法を考えてRuby on Rails生み出しました。
Ruby on Railsには、Webアプリケーションを開発する際に必要な仕組みが、すべて詰め込まれています。
2015年現在では、世界中のRuby使いが利用する随一のフレームワークです。その人気の高さから、他の言語(PHP、Javaなど)へ強い影響を与え、他の言語の使い手がRuby on Railsの真似をしたフレームワークをいくつも生み出しています。
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