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【ハーグ(オランダ)2016年2月18日PR Newswire=共同通信JBN】オランダのバイオテク会社Micreosは18日、新製品でStaphefektを利用する抗菌リシン技術を世界的に開発するために1200万ユーロの増資を確保したと発表した。Micreosは2017年まで有効なこの確保された資金を医薬(Rx)製品としてのStaphefekt(TM)の世界的開発のために使う方針である。
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Micreosは抗生物質の分野のリーダーとして認められているが、抗生物質の持続的な代替薬としての標的抗菌技術を開発している。
Gladskinは人体用に登録された世界初のリシン(酵素)ベースの製品である。傷のない皮膚でのMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を含む黄色ブドウ球菌を特定目標としている。
Staphefekt(TM)は、湿疹、酒さ(ロザケア)、ニキビなどの炎症性皮膚疾患のある人向けの製品であるGladskinの活性化合物として2013年に発売された。Staphefekt(TM)を含むGladskinクリーム、ジェルはロッテルダムのエラスムス医療センターでのプロスペクティブ研究で試験された。その結果は、皮膚上で黄色ブドウ球菌を抑えるためにGladskinを毎日使用すると湿疹、ニキビ、ロザケアに伴う炎症症状の大幅減少をもたらすことを示している。
近年では湿疹のひどさと黄色ブドウ球菌の拡散の間に明白な相互関係が確立されており、黄色ブドウ球菌はかゆみ、赤み、スケーリング、感染など湿疹で見られる典型的な炎症症状の独立した引き金として特定されている。
抗生物質とは異なり、Staphefekt(TM)は有害なバクテリアだけを殺し、われわれの皮膚上の有益なミクロビオームは傷つけない。これは慢性皮膚疾患の長期保持療法としても利用できることを意味する。そのユニークな作用モードのため、Staphefekt(TM)は薬剤耐性を引き起こす見通しはなく、湿疹、糖尿病の傷感染、潰瘍、やけどを治療する抗生物質の医薬的に優れた代替薬として同社はさまざまな病気について臨床試験を行う方針である。
マーク・オファーハウス最高経営責任者(CEO)は「この追加資金流入を喜んでいる。これはわが社の技術に対する投資家の継続的な信頼を確認するものである。同様のサポートはOTCチャンネルでの患者の大変好ましいフィードバックにもみられる。さらに、多くの皮膚疾患で患者のニーズは現在のところ満たされていない。臨床開発はコストも時間もかかるが、湿疹など黄色ブドウ球菌に関連する感染症に悩む数百万人もの人たちは、この資金調達がもたらす前進から利益を受ける立場にある」とコメントしている。
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(編集者注)
▽Micreosについて
Micreos( (リンク ») )は健康管理、獣医学、食品加工業界、農業で抗生物質に代わるものとしてファージ技術に基づく抗菌ソリューションを開発している。同社はワヘニンヘン、ビルトベンに生産施設を持っている。Micreosはチューリヒのスイス技術研究所ETHと長期協力関係を結んでいる。
またMicreosはFDA(米食品医薬品局)承認の食品安全製品LISTEX(TM)(Listeria)とSALMONELEX(TM)(Salmonella)を販売しており、肉、家禽、チーズ、魚業界の食品加工会社に世界的に販売されている。
ソース:Micreos
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