この賞は、子どもたちの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざして2010年の国民読書年に創設した賞です。世界中には「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんありますが、この賞はそれらの賞とは違い、「子どもが本当に支持している本を、子ども自身が選ぶ」という全国でもたいへん珍しい取組です。
授賞式は、11月19日(土)、箕面市立メイプルホールで子どもたち自身の運営のもと、受賞作家等を招いて行う予定です。また、各学校へのオーサービジット(受賞作家などの学校訪問)も行う予定です。
1.受賞作品
箕面市は、「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」にノミネートされた本の中から、約1万人の小中学校の子どもたちが投票した結果をもとに、絵本賞・作品賞・主演男優賞・主演女優賞・ヤングアダルト賞の受賞5作品を決定しました。
<各部門受賞作品>
絵本賞「これはのみのぴこ」谷川俊太郎/作 和田誠/絵(サンリード)
小学校1~2年生による投票877票/2,838票中
作品賞「ハリー・ポッターと賢者の石」 J.K.ローリング/著 松岡佑子/訳(静山社)
小学校3~6年生による投票1,777票/5,376票中
ヤングアダルト賞「掟上今日子の備忘録」西尾維新/著 VOFAN/装画(講談社)
中学校1~3年生による投票959票/3,259票中
主演男優賞「くまのパディントン」のパディントン マイケル・ボンド/作 ペギー・フォートナム/画 松岡享子/訳(福音館書店)
小学校3~6年生による投票1,620票/5,366票中
主演女優賞「マチルダは小さな大天才」のマチルダ ロアルド・ダール/著 宮下嶺夫/訳 クェンティン・ブレイク/絵(評論社)
小学校3~6年生による投票1,329票/5,343票中
*「主演男優賞」「主演女優賞」は、作品の主人公を選ぶ賞です。
2.「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」概要
「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」は、子どもたちの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざして2010年の国民読書年に創設した賞です。世界中には「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんありますが、この賞はそれらの賞とは違い、「子どもが本当に支持している本を、子ども自身が選ぶ」という全国でもたいへん珍しい取り組みです。
箕面市では、平成4年から市立小・中学校に専任の学校図書館司書の配置を始め、平成 10年に全小・中学校への配置を完了し、全国に先駆けて子どもたちの読書活動を推進してきました。全ての市立小中学校の子どもたちが参加するこのような取り組みは、専任の学校図書館司書を配置し、日頃から子どもの読書活動をサポートしている箕面市だからこそ実施できる取り組みです。
平成24年度からは、市内私立小・中学校もこの取り組みに参加するなど、読書活動が広がっています。
5月にノミネートされた作品を各校の図書委員が中心となり読書活動し、7月に小・中学校で投票を行った結果、この度5部門の受賞作品が決定しました。
3.「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」決定までのスケジュール
5月 ノミネート本発表
・昨年子どもたちに支持された本の中から、学校・図書館司書、司書教諭らで構成された実務者会でノミネート本を選出
・各市立図書館に「アカデミー賞コーナー」を設置
5月~6月 各学校等でノミネート作品の紹介
・ブックリスト(推薦本の紹介)や読み聞かせなどにより子どもたちに紹介
7月上旬~中旬 市内小・中学校の子どもたちが、部門ごとに投票
7月下旬 各部門受賞作品決定
11月19日(土) 授賞式
・11月19日(土)に、箕面市立メイプルホールの大ホールで、子どもたち自身の運営による授賞式を開催し、受賞作家によるスピーチ等を予定しています。
・その後憧れの受賞作家などによる市内小・中学校への訪問(オーサービジット)も予定しています。
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