True Zero水素ネットワーク利用の燃料電池車、温室効果ガスを230万ポンド削減

True Zero

From: 共同通信PRワイヤー

2017-01-17 17:45

True Zero水素ネットワーク利用の燃料電池車、温室効果ガスを230万ポンド削減

AsiaNet 67153(0082)

【アーバイン(米カリフォルニア州)2017年1月17日PR Newswire=共同通信JBN】
*削減効果はディズニーランドの9倍の植林に相当
*True Zeroが充てんステーションで水素燃料運転の優位的インパクトを示す

True Zeroは17日、同社の水素充てんステーションが2016年にカリフォルニアで燃料電池車に供給した燃料はゼロ排出370万マイル以上で、温室効果ガス排出量を230万ポンド超削減した。

True Zero親会社で現地に本社を置くFirstElement Fuelのジョエル・エワニック最高経営責任者(CEO)は「その温室効果ガスの削減は、ディズニーランドの9倍の広さの森林を植えるのに等しい」と説明した。

自動車オーナーらに水素で走行する利点を理解してもらうため、True Zeroは水素燃料電池車を運転する社会的インパクトを表すラベルを水素供給ステーションに貼り出す予定である。

True Zeroが取り扱っている燃料電池車は1200台と見積もられ、その数は増加している。同社は顧客らに自分が消費している資源についての情報と共に、例えば食品パッケージ背中の成分表といった新しい分析ラベル(Analysis Label)を貼ることにより、どれだけ環境に貢献しているかについても明確な情報を与える。

エワニックCEOは「われわれは世界に積極的なインパクトを与えるためにこの事業を始めた。われわれの顧客は1マイル運転するごとに違いを生み出している。非常に早い段階から、このような具体的利益を見ることができるのは嬉しいことで、そうした物語を伝える手助けをしたい」と述べた。

この持続可能性分析ラベル(Sustainability Analysis Label)はアルゴンヌ国立研究所のGREETモデルに基づき、多様な車両燃料の全ライフサイクルにおける影響を示す。True Zeroの水素による走行は典型的なガソリン車に比べ、温室効果ガスの排出が60%少ない。True Zeroの水素の3分の1は再生可能エネルギーが基になっており、その割合は高くなると予想されている。

True Zeroの充てんステーションのうちの2つでは、100%再生可能原料から作られた水素を提供しており、これによって典型的なガソリン車に比べて温室効果ガスの排出を93%削減している。True Zeroは2023年までに、水素を100%再生可能エネルギーで作るという野心的な計画を立てた。

カリフォルニアの道路を走る燃料電池車の数は2016年中に劇的に増え、2017年にはその数が4倍以上になるとされている。トヨタ自動車は2015年後半に水素の燃料電池車Miraiの販売をカリフォルニアで開始、本田技研工業も2016年12月、水素燃料車の次世代ホンダ・クラリティを発表した。現代自動車やメルセデス・ベンツといった他の自動車メーカーも米国内で燃料電池車をリースしている。

True Zeroはカリフォルニアで現在、16の水素充てんステーションを所有、運営しており、さらに3つのステーションを建築中。この完成により、同社の小売ネットワークの第1段階が完了する。ネットワークの第2段階の建設は今年中に開始の予定で、施設の規模はこれまでより大きくなる。カリフォルニアの道路で予想よりも早く需要が増大しているためで、これによりステーションごとにより多くの顧客に対応することが可能になる。

エワニックCEOは「水素ネットワーク計画の第1段階で、われわれの予想よりもずっと大きな増加を目の当たりにしている。その需要に応え、自動車メーカーのより多くの燃料電池車販売を支援するため、われわれの将来のステーションは大きく、多数の車に同時に充てんできる必要がある」と述べた。

燃料電池車に水素を充てんする時間は5分足らずだが、それでもTrue Zeroのステーションでは行列が始まっており、1日の最も忙しい時間帯に待ち時間が発生している。

州内の大気汚染と温室効果ガス削減の野心的な目標を掲げるカリフォルニア州エネルギー委員会、サウスコーストAQMD、ベイエリアAQMDは、True Zeroの水素ネットワーク第1段階に補助金を交付した。同社はさらにトヨタ自動車と本田技研工業から、カリフォルニアの水素ネットワークを加速、発展させる融資を受けた。

True Zeroは各水素充てんステーションに以下の持続可能性ラベルを表示し、水素で運転することによる社会的インパクトについて、顧客に情報を提供する:

True Zeroはこのステーションの水素を100%再生可能な原料で作っている

持続可能性分析
               本ステーションの水素     ガソリン    現時点の電池EV
               燃料電池EV(注1)       内燃機関   (カリフォルニアGrid)

エネルギー源
     石油              0.1%             79.6%              0.4%
     天然ガス         12.0%             13.5%             66.3%
     石炭              1.3%             0.4%               7.6%
     再生可能         86.6%             6.5%              25.7%
     温室効果ガス      62 grams/mile     412 grams/mile    117 grams/mile
      排出ガス         Pure Water   VOC, CO, NOx, PM10,     None
                                    PM2.5, Sox, CH4, N2O         

(注1)本ステーションの水素は100%再生可能原料を基にしているが、輸送と現地処理の過程で少量の割合で再生不可エネルギーを使用している。

持続可能性分析
            本ステーションの    将来の水素     ガソリン    現時点の電池EV
            水素燃料EV          燃料EV(注2) 内燃機関   (カリフォルニアGrid)

エネルギー源
     石油         1.2%             0.1%           79.6%          0.4%
     天然ガス    64.1%             9.7%           13.5%         66.3%
     石炭         1.1%             1.1%            0.4%          7.6%
     再生可能    33.6%            89.1%            6.5%         25.7%
温室効果ガス    158 grams/mile   28 grams/mile    412 grams/mile  117 grams/mile
排出ガス
純水排出        Pure Water                  VOC, CO, NOx, PM10,    None
                                            PM2.5, Sox, CH4, N2O

(注2)True Zeroは100%再生可能な水素を5年間で販売することを目標にしているが、輸送と現地処理の過程で少量の割合の再生不可エネルギーを使うことが予想されている。

ソース:True Zero

▽問い合わせ先
Mike Geylin
+1-844-640-2925
c:+1-201-341-1099
mgeylin@kgpr.com

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]