京都産業大学
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総合生命科学部 近藤 寿人 教授らは、多能性幹細胞について、転写因子ZIC2を中心とした、定説を覆す新しい制御機構を発見しました。iPS細胞をはじめとした多能性幹細胞の研究の新展開が期待されます。
(英国発行の国際科学雑誌『Development』に掲載)
総合生命科学部 近藤 寿人 教授(京都産業大学タンパク質動態研究所 (リンク ») )と自然科学研究機構 基礎生物学研究所生物機能解析センター 重信 秀治 特任准教授らは、「In vivo ビオチン化転写因子を用いた汎用性と定量性をもったChIP-Seq 解析法の確立」に関する共同研究を行い、その解析法を多能性幹細胞の研究に用いて定説を覆す、転写因子ZIC2を中心とした新しい制御機構を発見しました。この研究成果は、英国時間2017年5月30日付けの英国発行の国際科学雑誌『Development』に掲載されました。
これまでは、SOX2とOCT3/4という2つの転写因子(iPSを作るための山中4因子のうちの2つ)が、中心的な役割を果たしていると信じられていましたが、それが当てはまるのは着床前の多能性幹細胞だけで、着床後の多能性幹細胞(ヒトES/iPS細胞、マウスエピブラスト幹細胞)では、転写因子ZIC2を中心とした新しい機構が中心的な役割を果たすことを新しく発見しました。
今回の研究により、iPS関連幹細胞研究、着床後胚の多能性幹細胞に軸足を置いた新しい幹細胞科学の展開、ZIC2転写因子を中心とした新たな展開が期待されます。
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要約図:着床前の多能性幹細胞はSOX2とOCT3/4がが主役、着床後はZIC2が中心
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
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