ベタリン・セラピューティクスがMIXiiiバイオメッド・カンファレンスで年間最優秀バイオテック新興企業に

ベタリン・セラピューティクス(Betalin Therapeutics, Ltd.)

From: 共同通信PRワイヤー

2017-06-12 10:47

ベタリン・セラピューティクスがMIXiiiバイオメッド・カンファレンスで年間最優秀バイオテック新興企業に

AsiaNet 68898

ベタリン・セラピューティクスがイスラエル テルアビブのMIXiiiバイオメッド・カンファレンスで年間最優秀バイオテック新興企業に選ばれる

エルサレム(イスラエル)、2017年6月12日/PRニュースワイヤー/ --

糖尿病治療用マイクロ膵臓を開発するバイオ企業、ベタリン・セラピューティクス(Betalin Therapeutics Ltd.: (リンク ») )は、2017年5月23-25日にイスラエルのテルアビブで開催されたMIXiiiバイオメッド2017カンファレンス(MIXiii Biomed 2017 Conference)においてバイオテックの「最優秀新興企業(Startup of the Year)」に選ばれました。同カンファレンスはイスラエルのライフサイエンス産業最大の国際年次カンファレンスおよび展示会であり、コンテストはイスラエル革新局(Israel Innovation Authority)の元高官を含む委員会で審査されました。

「内分泌マイクロ膵臓(Endocrine Micro-Pancreas)」(EMP)(TM)と呼ばれるベタリン・セラピューティクスのマイクロ膵臓は、特許所有のバイオスキャフォールドとベータ細胞を含むヒト由来の膵臓ランゲルハンス島を使って操作したものです。ベータ細胞は、ブドウ糖が血液から隣接細胞に運ばれるのを助けることで血糖値を調節するホルモン、インスリンの生成に関与しています。EMPは、糖尿病患者に皮下移植され、血管新生で患者の体内に組み込まれるようにできています。

ベタリン・セラピューティクス最高経営責任者のジェイコブ・ベン=アリーは、次のように述べました。「この賞をいただき、光栄です。EMPは1型および2型の糖尿病治療において非常に大きな前進であり、何百万人もの人々の生活を改善する可能性を秘めています。わが社は現在資本調達を行っていますが、必要な資金は手元にありますので、新薬臨床試験開始届(IND:Investigational New Drug Application)を申請し、来年にはヒト初回投与臨床試験を開始する予定です」

EMP(TM)技術は、イスラエルのエルサレムにあるヘブライ大学理学部細胞・発達生物学部のエドゥアルド・ミトラニ教授率いるチームが開発しました。ミトラニ教授は、ベタリン・セラピューティクスの科学諮問委員会議長です。

ミトラニ教授は、以下のように説明しました。「細胞を生成するのではなく、自律的に機能し、実際に体内のどこにでも移植できる内蔵型ユニットである臓器をわれわれは作ろうとしているのです。EMPの斬新な点は、医薬品の代わりに細胞を治療に使うことです。EMPは、膵島が組織に同化するよう体内のスキャフォールドに膵島を埋め込むことで、生理学的状況を模倣する小型臓器を造るよう開発されたバイオ製品です」

EMPは、これまでのところ現在の膵島移植治療よりも効果的であると実証されました。EMPが生成するインスリンは、現在の膵島移植治療で生成されたインスリンよりも安定し、長持ちすることが見込まれています。現在の治療法では、膵島の機能が弱いため移植の度に3-4人のドナーを必要とし、複数の移植プロセスが必要です。EMPでは、移植プロセスはただ一つであり、1人のドナーの膵島細胞が2-3人の患者に移植できることが見込まれます。移植の前にEMPを生成することで、プロセスは十分にコントロールされ、適切なインスリン放出と調節性を確認するため、EMPの質を各移植の前に検査することができるようになります。

ミトラニ教授の他、わが社の科学諮問委員会メンバーにはステイシー・ジョイ・グッドマン(Stacy Joy Goodman)外科教授、マイアミ大学糖尿病研究所(Miami Diabetes Research Institute)の内科特別教授、医用生体工学および微生物学、免疫学教授のカミロ・リコルディ教授と、カナダのエドモントンにあるアルバータ大学(University of Alberta)の外科、医薬、外科腫瘍学教授、臨床膵島移植プログラム(Clinical Islet Transplant Program)主任であり、移植手術および再生医療においてカナダ・リサーチ・チェア(Canada Research Chair)を務めるジェームズ・シャピロ教授が含まれます。

ベタリン・セラピューティクス(Betalin Therapeutics, Ltd.)について

2015年創立のベタリン・セラピューティクスは、ヒト由来の膵臓ランゲルハンス島を組み込んだバイオ・マイクロ膵臓を開発しています。内分泌マイクロ膵臓(EMP)(TM)は、1型および重度の2型糖尿病の患者に皮下移植して、インスリン生成能力を回復し、血糖コントロールを正常にすることを目的としています。わが社はエルサレム・ヘブライ大学の技術移転カンパニー(Technology Transfer Company)、イッスム(Yissum)とEMP(TM)技術に関する世界規模の独占ライセンス契約を締結しました。有望なインビトロおよびインビボのデータに基づき、ベタリンは現在IND提出に向けFDAとのIND申請前協議の準備中です。更なる情報は、
(リンク ») をご覧ください。

問合せ先:
ベタリン・セラピューティクス
業務推進担当副社長
Shay Herchcovici
shay@betalintherapeutics.com
+972-50-843-1473


情報源:ベタリン・セラピューティクス


(日本語リリース:クライアント提供)


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