筑波学院大学(茨城県つくば市、学長 大島愼子)は11月から、地域の子ども達へ食生活の魅力と国際交流を啓発するために月1回子どもビストロを開始し、100円または無料の食事を提供する。
筑波学院大学は、平成29年11月から月1回、夕食の時間帯に100円で食事を提供しながら地域の子ども達と留学生が交流できる取り組みを行うと発表した。
これは仕事、家事、子育てで忙しい毎日を過ごしている家庭や事情のある家族を対象にした取り組みで、日常、国際交流には縁のない子どもたちに新しい機会を提供することと、子どもたちとの交流を通した留学生の日本社会理解を促進するねらいがあり、最近、各地で開かれている「子ども食堂」としての機能も持たせる意向である。
筑波学院大学では、学生食堂にフランス家庭料理を導入し、手作りの本物の味を提供しており、食堂は毎日21時まで営業している。一方、地域のサッカークラブである「つくばフットボールクラブ」と連携し、「Tフィールド」といわれるサッカーグランドでは夕方に小学生チームが練習しており、終了後には食事を提供している。
このたび、ベトナム人留学生の発案で、試験的に「子どもビストロ」(仮称)を月に1度、18時から19時30分で開催し、留学生が日本人の子供達とふれあいながら、食を通じて、国際交流にも役立てるプロジェクトをたちあげることになった。初めは、カレーライスなど学食が提供するメニューだが、留学生がつくるベトナム料理なども提供したいと考えている。大学への送迎についても検討中である。
留学生担当の金久保准教授は「子ども食堂は、実際には子供が参加しにくい状況も散見され、また情報が届きにくいという問題を抱えていると聞いている。本学では、学生が地域で活動するオフ・キャンパス・プログラムを12年継続している。現在は留学生の活動も盛んである。このたび留学生の日本社会理解の一環としても、地域の子供たちと食を通じたプロジェクトを立ち上げることにした。近い将来、無料のアジア料理パーティーなども計画したいと考えているが、まず試験的に11月から開始するつもりである」と語っている。
※日程の詳細は10月に大学ウエブサイト (リンク ») 等で発表する。
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筑波学院大学企画総務G 永山
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