学習院大学史料館(東京都豊島区)は10月2日(月)~12月9日(土)まで平成29年度秋季特別展「黎明期の学習院―神田・虎ノ門のころ―」を開催する。これは、学習院の創立140周年を記念したもので、昨年の春季特別展「幕末京都の学習院」に続く学習院の歴史シリーズ第2弾。今回は、創立直後の神田校地時代から、明治21(1888)年に虎ノ門の旧工部大学校跡に移転し、さらに2年後の再移転に至るまでの「黎明期の学習院」を取り上げる。入場無料。
明治2(1869)年、版籍奉還の日に新しく「華族」となった人々は、明治4(1871)年に天皇から勅諭を賜った。この勅諭では、国の発展は国民の「勤勉之力」にあることが強調され、特に華族はそのために果たすべき役割が重いことが明言された。特別な教育が必要と考えた華族の間では建学の意識が高まり、華族子女のための学校を設立することとなる。
こうして明治10(1877)年、東京・神田錦町で華族会館により学習院が開業。その後学習院は明治17(1884)年に宮内省所管の官立学校となり、明治21(1888)年には校地が虎ノ門に移転、さらに2年後、四谷に再移転する。
今回の特別展では、明宮嘉仁親王(大正天皇)の制服や、ランドセル、教材など、貴重な史料を展示。開業当時の学習院の歴史を紹介する。概要は下記の通り。
◆平成29年度秋季特別展 創立140周年記念「黎明期の学習院―神田・虎ノ門のころ―」
【会 期】
10月2日(月)~12月9日(土)
閉室:日曜日、10月20日(金)・21日(土)、11月2日(木)・6日(月)
【開館時間】 10:00~17:00
【開催場所】 北2号館1階 学習院大学史料館展示室(東京都豊島区目白1-5-1)
【アクセス】
・JR山手線目白駅より徒歩5分
・東京メトロ副都心線雑司が谷駅より徒歩7分
【入場料】 無料
【主 催】 学習院大学史料館 学校法人学習院
【共 催】 一般社団法人霞会館
■関連企画
○第84回史料館講座(事前申し込み不要)
日時: 10月28日(土) 14:00~15:30(開場10:30)
講師: 学習院長 内藤政武氏/学習院アーカイブズ 桑尾光太郎氏
会場: 学習院創立百周年記念会館 正堂
※ご来場の方にもれなく特製絵葉書を差し上げます
○ギャラリートーク(事前申し込み不要)
10月14日(土)、11月25日(土)
※両日とも史料館展示室にて14:00~(30分程度)
●学習院大学史料館
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学習院大学史料館
TEL: 03-5992-1173
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