ルーブル・アブダビがダビンチの「救世主」を展示

Abu Dhabi Culture & Tourism

From: 共同通信PRワイヤー

2017-12-11 15:55

ルーブル・アブダビがダビンチの「救世主」を展示

AsiaNet 71489 (2020)

【アブダビ(アラブ首長国連邦)2017年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】アブダビの文化観光局は、レオナルド・ダビンチの傑作「サルバトール・ムンディ(救世主)」を獲得したと発表した。過去100年で最高級の美術的再発見とたたえられるこの作品は、ダビンチのもう1つの傑作で現在ルーブル美術館から借り受けている「ミラノの貴婦人の肖像」とともに、ルーブル・アブダビ(Louvre Abu Dhabi)に展示される。

(Photo: (リンク ») )

史上最も偉大で有名なアーティストの1人が描いたサルバトール・ムンディは、イタリアのルネサンス期の巨匠が描いた20点に満たない現存絵画の1つ。1500年前後の作とされ、救世主キリストの半身像を描いた油絵で、正面を向いて流れるような青と深紅のローブをまとっている。この人物は左手に水晶球を持ち、右手を上げて祝福を与えている。

文化観光局のムハンマド・ムバラク局長は「レオナルド・ダビンチの豊かな遺産の一部であるサルバトール・ムンディを展示することができてうれしく思う。これは、特別の美術館を世界と共有というわれわれの熱意、また、新世代の文化リーダーと創造的思想家が急変する寛容国家に貢献するよう刺激するというわれわれの使命に一致するものである」と語った。

ルーブル・アブダビのマニュエル・ラバテ館長は「レオナルド・ダビンチの傑作、サルバトール・ムンディは、異なる文明の境界を打ち破る初のユニバーサルミュージアム、ルーブル・アブダビの物語にぴったり合う。この作品は増えつつあるわれわれのコレクションとともに展示され、ビジターが享受できる格別の宝になるに違いない」と語った。

美術館は、2017年12月21日開幕するオープン特別展「From One Louvre to Another: Opening a Museum for Everyone(1つのルーブルからもう1つへ:あらゆる人に向けた美術館の開館)」の準備も進めている。展示会は18世紀パリのルーブル美術館の歴史をたどり、3つのセクションに分けられ、ルイ14世下のベルサイユの王室コレクション、アーティストの王宮と化したルーブルのアカデミーとサロンの常連、最終的なルーブル美術館の創設を観覧することができる。展示会では重要な絵画、彫刻、装飾美術、その他の作品約150点が展示されるが、その大半はルーブル美術館のコレクションで、ベルサイユ宮殿からのものもある。

ルーブル・アブダビは6000平方メートルあり、ギャラリー、展示場、6歳から12歳向けの子ども美術館、調査センター、レストラン、ブティック、カフェを備えている。180メートルのドームの下には建築家ジャン・ヌーベル氏の「ミュージアムシティー」(アラブ・マディーナ)があり、複雑な幾何学模様に収められた約8000個のユニークな金属の星で構成されている。ビジターはドームの下の海を見下ろしながら、陽光が漏れて動く「光の雨」をつくり出すプロムナードを歩くことができる。それはアラブ首長国連邦(UAE)のオアシスと伝統的なスーク(市場)の重なり合うヤシの木を連想させる。

展示に関する詳細な情報は電子メールpress@louvreabudhabi.ae まで問い合わせを。

▽アブダビの文化観光局について
アブダビ文化観光局(DCT)はアブダビ首長国の遺産と文化を保全・宣伝し、ビジターと住民の生活を等しく豊かにする世界トップ級の優れた観光地の開発に活用している。文化観光局は首長国の観光部門を振興し、ビジターと投資を引き付ける幅広い活動を通じて、この観光地を国際的に売り込んでいる。遺跡や史跡の保護、ルーブル・アブダビ、ザイード国立博物館、グッゲンハイム・アブダビなどの美術館の開発を含むその方針、計画、プログラムは、遺産と文化の保全に関連するものである。DCTは知的・芸術的活動と文化イベントを支援し、豊かな文化環境を育むとともに首長国の遺産を尊重している。広範な利害関係者ベースとの緊密な協調を通じて、観光地開発のシナジーを生み出すことが主要な役割である。

▽ルーブル・アブダビについて
ルーブル・アブダビ(Louvre Abu Dhabi)( (リンク ») )はサアディヤット島( (リンク ») )にあるユニバーサルミュージアムで、文化の交流と多様性をたたえるため、古代から現代に至る美術品と工芸品を展示している。フランスの建築家ジャン・ヌーベル氏が設計したこの美術館は、23のギャラリーを擁するアラブ・マディーナ(シティー)、企画展スペース、子ども美術館、ホール、レストラン、売店、調査センターで構成されている。海に囲まれており、ビジターは美術館の見事なドームの下のプロムナードを歩き、ヌーベル氏の魅惑的な「光の雨」を体験することができる。それは旅行者が出会ったUAEの貴重なオアシスの重なり合うヤシの木蔭にヒントを得たという。

展示作品は世界中の文明に由来するもので、普遍的なテーマと同様の影響を強調するために集められた。これは、異文明の作品をはっきり区別する多くの既存の西側美術館からの脱却を意味している。ルーブル・アブダビのテーマは力の描写、神の肖像、未知の土地の探検、グローバリゼーションの夜明けなど。ルーブル・アブダビはこれまで、個別作品、シリーズ、コレクションを含む620点以上を取得した。その一部は、フランスの主要美術機関13カ所から借り受けた作品300点とともに展示される。

ルーブル・アブダビは2007年、アブダビ、フランス両国の政府間協定によって誕生した。協定は「ルーブル」の名前を30年間使用できること、常設コレクションの増加に伴い徐々に減少させながらフランス機関の芸術作品を10年間借用すること、15年間にわたる仮設展示の予定を規定している。

ソース:Abu Dhabi Culture & Tourism

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