アサヒ飲料株式会社
ビジネスパーソン10,000人に聞く、「ワンダ働き方改革実態調査 第1弾」
導入率6割の「働き方改革」で
働き方改革「導入前に戻りたい」はわずか7.2%
空いた時間で半数が新しいことにチャレンジ
一方、まっすぐ帰宅できないフラリーマンが1割も
アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 岸上 克彦)が展開する缶コーヒーの「ワンダ」では、2016年から本格導入されている「働き方改革」に関して、一般企業で働く20代〜60代の男女1万人を対象とした実態調査を行い、今回第1弾としてその分析結果を発表します。主な調査結果は以下の通りです。
働き方改革 導入率は6割
・働き方改革導入企業は全体の63.8%。「休暇取得の推進」(27.1%)、「長時間労働の是正」(26.9%)、「子育てや介護の支援」(22.7%)、「多様な勤務時間の導入」(20.6%)など。
・今後導入して欲しいのは「休暇取得の推進」(33.3%)、「特別報酬の新設」(26.9%)、「兼業や副業の承認」(23.5%)の順となり、これからの働き方改革は、オフからカネへとニーズがシフト。
働き方改革「導入前に戻りたい」はわずか7.2%で、半数が新しいことにチャレンジ
・働き方改革により、4割近くが「自分の意識」(36.9%)や「会社の雰囲気」(36.8%)の変化を実感。
・導入当初は、仕事の持ち帰りが増えそう、残業代カットで生活が心配などのネガティブなイメージを持つ人が半数以上(55.2%)いたが、導入後、ネガイメージは低減(49.8%)され、やってみればなんとかなる!が総意。
・導入される前の働き方に戻りたいかを聞くと、「戻りたいと思う」はわずか7.2%にとどまる。
・働き方改革導入後、全体の半数(51.1%)が何かにチャレンジしている。挑戦した内容は「運動、スポーツ」(21.7%)、「新しい趣味」(18.6%)、「自己啓発(12.2%)、「習いごと」(10.0%)など。
全体の約2割は以前よりも早い時間から業務をスタート
男性のストレス解消法は、“午前”も“午後”も「缶コーヒーを飲む」がトップ
・働き方改革により7割が帰る時間が「早く」(70.4%)なり、4人に1人は「ほぼ毎日」(25.3%)早く帰宅。
・また5人に1人は「以前より早く出社」(20.1%)し、朝型シフトが広がる。
・ストレス解消法は、男性が午前(18.3%)も午後(18.1%)も「缶コーヒーを飲む」がNo.1。
早く出社しているとはいえ、まっすぐに帰宅できない“フラリーマン”も
・働き方改革で空いた時間は、「趣味」(38.7%)、「家事、育児」(26.4%)、「配偶者と過ごす」(25.9%)、「友人と過ごす」(14.1%)、「まっすぐ家に帰らず寄り道をする」(11.7%)の順。1割がフラリーマン化している。
・フラリーマン実態は、6割が「週1日以上」(62.7%)フラリーマン化。フラリーマンスポットは「書店」(47.3%)、「居酒屋・飲み屋」(28.8%)、「カフェ・喫茶店」(28. 7%)、「家電量販店」(16.2%)の順。
調査概要
■実施時期 2017年12月19日(火)~12月22日(金)
■調査手法 インターネット調査
■調査対象 全国の20代〜60代の働く男女10,000人(10歳刻みに男女1000人ずつ)
働き方改革の実態
働き方改革の導入率は約6割
これからは休暇や労働時間だけでなく、特別報酬や副業などお金の面での改革も推進してほしい
新年度。新入社員が入ってきたり、異動や転勤などで新しい仕事環境が始まったりする季節です。そこで何かと話題の働き方改革の実態を調べてみました。
働き方改革が導入されている企業は全体の63.8%で、その内容は「休暇取得の推進」(27.1%)、ノー残業デーや深夜残業の禁止などの「長時間労働の是正」(26.9%)、「子育てや介護の支援」(22.7%)、フレックスタイム、時短勤務などの「多様な勤務時間の導入」(20.6%)が多いようです[図1の青の棒グラフ]。また、今後導入してほしい働き方改革の内容は、「休暇取得の推進」(33.3%)、業務効率化への報奨や残業代の補てんなどの「特別報酬の新設」(26.9%)、「兼業や副業の承認」(23.5%)、「多様な勤務時間の導入」(23.0%)、業務プロセスの改善、会議時間の短縮など「業務内容の見直し」(21.7%)の順となりました[図1の赤い棒グラフ]。休みや勤務時間などへのニーズは依然として高いものの、今後のニーズは特別報酬や副業の承認など、お金にまつわるものが増えています。
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働き方改革の導入後、会社の雰囲気も自分の意識にも変化アリ ネガティブな心配は杞憂に
働き方改革が導入されていると答えた6,380人に、導入された当初と現在とで働き方改革に対する意識や職場の雰囲気の変化について聞くと、4割近くが「意識」(36.9%)が変化し、「会社の雰囲気」(36.8%)も変化したと答えています[図2-1]。
導入当初と現在の印象を聞くと、導入当初は「続かなさそう」(21.5%)
という意見が2割と多かったものの、現在では15.0%に減少するなど、ネガティブなイメージが55.2%から49.8%へ低減しています[図2-2]。導入当初は、残業代カットや持ち帰り残業などの心配もささやかれていましたが、実際導入されてみると、なんとかなったというのが実態のようです。
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働き方改革の効果
働き方改革「導入前に戻りたい」はわずか7.2%、実践者の半数が新しいことにチャレンジ
働き方改革が導入されていると答えた6,380人に、導入される以前の働き方に戻りたいかと聞くと、「どちらともいえない」(50.6%)という意見が多いものの、「戻りたくないと思う」(42.2%)が4割を占めるのに対し、「戻りたいと思う」はわずか7.2% しかいませんでした[図3-1]。
また、働き方改革が導入されて以降、新たにチャレンジしたことがあるかを聞くと、約半数(51.1%)が何らかにチャレンジしており、その内容は「運動、スポーツ」(21.7%)、「新しい趣味」(18.6%)、「自己啓発(勉強会、セミナー参加など)」(12.2%)、「習いごと」(10.0%)などが挙げられました[図3-2]。
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働き方改革により、7割が早く帰り、2割は早めに出社。朝型シフトが広がる
働き方改革導入による退社時間の変化を聞くと、全体の7割が「早く帰る」(70.4%)ようになったと答えており、4人に1人は 「ほぼ毎日」(25.3%)早く帰宅しています[図4-1]。
また、朝の出社時間の変化を聞くと、5人に1人は「以前より早くなった」(20.1%)と答えており、ビジネスパーソンの朝型シフトが広まっています[図4-2]。
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男性ビジネスマンの日常的なストレス解消法 朝も昼も「缶コーヒーを飲む」
現代社会において仕事とストレスは切っても切れない関係にあり、うまく解消することもビジネスパーソンには必要なすべです。どのようなストレス解消法を行うか聞いたところ、女性は午前中は「飲み物を飲む」(21.9%)、「睡眠を十分にとる」(20.9%)、「お菓子を食べる」(18.6%)の順で、午後は「お菓子を食べる」(32.6%)、「飲み物を飲む」(22.6%)、「買い物をする」(20.7%)の順となっています。一方男性は、午前も午後も「缶コーヒーを飲む」(午前18.3%、午後18.1%)が一番のストレス解消法となっています[図5]。
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さすらいのフラリーマン実態
早く帰れるのに寄り道をしてしまうフラリーマン 書店や家電量販店がフラリーマンスポットに
働き方改革導入で生まれた空き時間をどのように使っているか聞くと、旅行、レジャー、スポーツ、ショッピング、読書などの「趣味」(38.7%)が最も多く、次いで「家事、育児」(26.4%)、「配偶者と過ごす」(25.9%)、「友人と過ごす」(14.1%)など有意義な時間を過ごす人が多くいます。しかし、「まっすぐ家に帰らず寄り道をする」(11.7%)いわゆるフラリーマンも1割発生しています[図6-1]。
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働き方改革導入で生まれた空き時間をどのように使っているか聞くと、旅行、レジャー、スポーツ、ショッピング、読書などの「趣味」(38.7%)が最も多く、次いで「家事、育児」(26.4%)、「配偶者と過ごす」(25.9%)、「友人と過ごす」(14.1%)など有意義な時間を過ごす人が多くいます。しかし、「まっすぐ家に帰らず寄り道をする」(11.7%)いわゆるフラリーマンも1割発生しています[図6-1]。
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そんなフラリーマンたちがどこで寄り道をしているのか聞くと、「書店へ行く」(47.3%)が最も多く、次いで「居酒屋・飲み屋へ行く」(28.8%)、「カフェ・喫茶店へ行く」(28.7%)、「家電量販店へ行く」(16.2%)の順となりました[図6-3]。
アフター5の書店や居酒屋、家電量販店は、フラリーマンの憩いのスポットとなっているようです。
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フラリーマンとは…
社会心理学者の渋谷昌三さんが、2007年に著書の中で、家庭を顧みず居場所を失い、フラフラするサラリーマンの姿から名付けたもので、NHKが、仕事が終わってもまっすぐ家に帰らないサラリーマンをフラリーマンとして紹介したことから認知度が高まりました。昨今の働き方改革により、労働時間が厳格化され、残業時間が減り早く家に帰れるようになってもすぐには家に帰らず、フラフラと時間をつぶす人が増えています。
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