TOKYO, Apr 5, 2018 - ( JCN Newswire ) - 市場の見通しについて
年初に起きた一連の急落の後、仮想通貨の価格は比較的着実なペースで回復しています。これは相場が安定に向かう初期兆候ではありません。むしろ今年1年は再度の急落を伴う不安定な状態が続くと思われます。しかし2018年の終わりまでには史上最高値も記録することでしょう。
我々が、近い将来に仮想通貨が乱高下すると予想するには、いくつかの理由があります。株式市場でボラティリティが増大すれば、すべての市場でボラティリティが増大します。仮想通貨市場も例外ではありません。2月にVIX指数が上昇したのに続いてビットコインの価格が下落したとき、我々はすでに同様の事例を目の当たりにしています。2018年は世界的に金利が上昇し、量的緩和などの金融刺激策が巻き戻され、地政学的な不確実性が増すでしょう。結果として、株式市場が世界的に不安定になるのは明らかです。仮想通貨市場ではこれらの要因によるドミノ効果が起きるでしょう。
管財業務の必要性に気付いた革新者たち
より洗練された仮想通貨投資家にとって大きな障害の1つは、資産を保管する第三者機関が存在しないことです。仮想通貨資産には明らかに保護預かりの必要性があり、我々は、ベンチャーキャピタルの支援を受けたいくつもの仮想通貨管理会社が、今後数か月の間に商品を発売することが判明しています。より伝統的なグローバルカストディアンもこの分野に参入してくるかもしれません。ウォレットと取引所は依然としてエコシステムの最も脆弱な部分だけに、伝統的カストディアン、フィンテックカストディアンのいずれにとっても、問題の焦点はこれらの資産の保護預かりとなるでしょう。堅固な保護預かりを伴うセキュリティの強化は、業界にとって重要な一歩となります。
考えを変えつつある中央銀行
中央銀行は仮想通貨への投資について考え方を変え始めており、金を保有するのと同様にビットコインを購入し、準備金として保管する中央銀行も近いうちに現れるでしょう。我々は、このような動きは、日本などの技術官僚国家やインフレ率の高い一部の発展途上国で始まると考えています。準備通貨としてのビットコインの購入は、主要な仮想通貨の成熟にとって重要な節目となります。
新興市場は仮想通貨の導入準備を整えているが不安も残る
いくつかの新興市場は自国の仮想通貨をすでに発行し、他の新興市場もこれに追従することが見込まれます。発展途上国は、信頼できる中央機関、特に、政府の介入から独立した機関が存在しない場合があるため、仮想通貨に特別な関心を抱いています。このような状況においてビットコインおよびその他の通貨は検閲を受けない富の保管手段となり、政府が許容するインフレとは無縁の交換媒体となります。しかしながら、この可能性が実現するには何年もかかるでしょうし、たとえば、ベネズエラの仮想通貨の合法性や投資性については不安をぬぐい切れません。
過剰な宣伝にメスを入れる
グーグルによる仮想通貨の広告禁止は、この資産クラスにおける販売活動について一石を投じました。仮想通貨を支える技術は現実ですが、売買はしばしば違います。インフラ、開発チーム、ロードマップが貧弱な多くのICO(新規仮想通貨公開)は、有用で確かな商品やサービスを生み出すのではなく、宣伝広告を多用して通貨に興味を抱かせます。あまりにも多くのICOが、深い思慮や健全な事業計画もなく、単なる販売力だけで何100万ドルもの資金を集めてきました。広告禁止はこのような行為を是正します。チームはプロジェクトのための強力なテストネットを作らざるを得なくなり、これらのプロジェクトを評価するコミュニティが有機的に構築されていきます。このような禁止措置は最終的に仮想通貨業界にとって有益です。なぜなら、誇大広告ではなく真の価値に基づいた資産クラスの確立を促進するからです。これは、業界が発展を続け、必要な規制監督体制を確立する過程における当然のステップです。
注目すべき仮想通貨と技術
我々はプライバシー保護に配慮した通貨に引き続き投資しています。その理由は、それらの通貨が極めて割安なためです。またこれらの市場では、よりアクティブ手法を用いた売買戦略が利益をもたらします。
$APEXトークンファンドについて
$APEXトークンファンドは、世界初のトークン化された仮想通貨集中型のファンド・オブ・ファンズで、クラス最高の仮想通貨集中型ヘッジファンドが運用する仮想通貨資産の分散型ポートフォリオに、個人投資家がアクセスすることを可能にします。クリストファー・ケシアンとアリ・ナジールが率いる$APEXトークンファンドのチームは、投資、技術およびデータに焦点を合わせた仮想通貨ベンチャーに合計25年以上の経験があります。その中には、2017年前半にビットコインのパフォーマンスを約3,000パーセント上回った仮想通貨ヘッジファンド ニューラルキャピタルの創設も含まれます。
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