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【瀋陽(中国)2019年1月7日新華社=共同通信JBN】中国東北部の中央都市である瀋陽は、近年、地方政府の行政とサービスの水準を向上するために一連の措置を講じてきた。再活性と発展に専心する瀋陽は第1級のビジネス環境を持つ都市を構築しつつある。
2019年1月2日、「Promote the development of private economy(民間経済の発展を促進)」と題する記者会見で、瀋陽ビジネス環境構築局のイェン・チャンフェン局長は、瀋陽は過去2年間、新たなビジネス環境を創出する取り組みを強化してきていると述べた。
数年前、とりわけ中国北部のビジネス環境の問題は大きな関心を集めた。いくつかの検査と認可サービスの質の低さ、企業経営のコスト高、政府の信頼性の欠如などを考慮し、人々はかつて瀋陽への投資に懸念を抱いた。
中国共産党瀋陽市委員会宣伝部の発表によると、瀋陽はこの2年間にこうした弊害を取り除くためのいくつかの抜本的かつ具体的な措置を講じてきた。
瀋陽のGuangdong chamber of commerce(広東商会)のチェン・ウェンシェン会長は「われわれは政府の決意と行動を感じている」と述べた。同会長はまた瀋陽のビジネス環境は徐々に向上していると指摘した。昨年末、瀋陽は同市の民間企業家への公開書簡を発表し、企業や社会が懸念する重要な問題に対応し、瀋陽での投資と事業開発を支援する一連の保護措置を明確に提案した。
昨年、Brilliance BMW Automobile Co. LTDの社長兼最高経営責任者(CEO)のウェイ・ランド氏は、瀋陽でのBMWグループの事業の拡大を見込んでおり、欧州以外の唯一のエンジン工場は瀋陽にあることを明らかにした。同氏は「協力に関して否定的な経験はしておらず、将来に確信を持っている」と称賛した。
Shenyang Development and Reform Commission(瀋陽市発展改革委員会)の統計によると、2018年の1月から11月に固定資産投資は16.4%増加した。1億元を超える規模のプロジェクト数は年初の600件から1074件へと前年同期比70.2%の伸びとなった。その間、市場は拡大を続けている。2018年11月末の時点で、16万1000の新たな事業体が同市に登録済みである。
イェン・チャンフェン氏の紹介によれば、瀋陽はビジネス環境を向上するための数々の具体的な措置を導入するにあたり、3つの側面に焦点を当てる:行政事務の標準化、政府のサービス・プラットフォームのアップデートの実現、政府サービスの制度化である。瀋陽はまた、政府サービス部門の自己構築を強化し、同時に運営と管理の水準を引き上げる。
イェン・チャンフェン氏は「政府の管理とサービスを向上し、法律に従って質の高い効率的なビジネス環境を促進するための長期的なメカニズムを確立することに重点を置き、瀋陽は『ビジネスに優しく、ビジネスに安全で、ビジネスに富む』ビジネス環境を創出し、地域経済と社会の全体的な発展を推進することを目指している」と述べた。
瀋陽は、今年末までに、世界銀行のトップ50経済国・地域のレベルに到達し、第1級のビジネス環境を持つ都市の1つになることを目指している。
ソース:The Publicity Department of Shenyang Municipal Committee
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