空調イス「クリマチェア」をダイダンと開発

株式会社オカムラ

From: 共同通信PRワイヤー

2019-01-28 16:00

2019年1月28日

株式会社オカムラ
ダイダン株式会社

空調イス「クリマチェア」をダイダンと開発
第43回 地球環境とエネルギーの調和展『ENEX 2019』へ出展

株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中村 雅行)とダイダン株式会社(本店:大阪市西区、代表取締役社長:藤澤 一郎)は、オフィスで執務する方の空調への快適感向上を目的とした、個別の送風機能および加熱機能を有する空調イス「クリマチェア」を共同開発しました。
クールビズ対策のため、冷房設定温度がやや高めに設定されたオフィス環境でも、クリマチェア使用により体感温度を下げる効果や、冬季には暖房を補助する効果が得られます。オフィスで働く方の快適感を損なうことなく、オフィスの省エネルギー化推進に寄与します。

―空調イス「クリマチェア」開発の背景―
政府が掲げるSDGs(※1)実現に向けた主要方針の中で、オフィスに関わる項目として「徹底した省エネの推進」(優先課題⑤の取り組み)や「働き方改革の着実な実施」(優先課題①の取り組み)があげられています。
これまでダイダンは、「徹底した省エネの推進」に向けた施策の一つであるZEB(※2)に関して、エネフィス九州およびエネフィス四国の計画・検証等を通じて、ノウハウを蓄積してきました。その成果として、エネフィス九州において、サステナブル建築賞の受賞や、国際的な環境配慮ビルの認証システムであるLEED(※3)のEBO+M(既存建物の運用と維持管理)部門にて、最高位のPlatinum認証などを取得しています。

オフィスでは、省エネに加えて、「働き方改革の着実な実施」につながる生産性向上も重要な要素であり、働きやすく、快適な環境構築が不可欠です。しかし、空調に関しては、さまざまな執務者が同じ室内にいるため、要求される温度が多様であることから、均一な温度環境を形成するだけでは不十分といえます。
本開発品「クリマチェア」を導入することにより、各個人で暑さ/寒さを調節することで、快適感を向上させ、生産性向上につながるものと期待されます。

(※1)  SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。政府も日本の「SDGsモデル」構築を目指し、次の8つの優先分野に取り組むことを目標に掲げています。
①あらゆる人々の活躍の推進、②健康・長寿の達成、③成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション、④持続可能で強靭な国土と質の高いインフラ整備、⑤省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会、⑥生物多様性、森林、海洋等の環境の保全、⑦平和と安全・安心社会の実現、⑧SDGs実施推進の体制と手段

(※2)  ZEBとは、省エネによりエネルギー消費量を従来建物比50%以下とした建物のことを指します。エネルギー消費量の削減量に応じて、3段階のグレードが設けられており、省エネで50%削減したものを ZEB Ready、省エネのみもしくは省エネと創エネ合わせて75%削減したものをNearly ZEB、省エネと創エネ合わせて100%削減したものを『ZEB』と称しています。

(※3)  LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、非営利団体USGBC(米国グリーンビルディング協議会)が主催する建物環境性能認証制度のことで、約140の国と地域で取り組まれており、国際的に普及している建物認証制度のひとつです。


―空調イス「クリマチェア」の概要―
従来、空調効果が不十分な場合には、例えば冷房時なら卓上ファン、暖房時ならひざかけの使用など、個人で冷房・暖房を補助する手段を使っていることが多いと思われます。
この「クリマチェア」は、椅子座面の左右両側に設けた吹出口より送風することで冷房効果を補い、また座面の内蔵ヒーターにより暖房効果を補います。

また「クリマチェア」は、ダイダンのクラウド型自動制御システム(※4)との連携機能を有します。そのため、例えば「クリマチェア」の利用率が少ない場合には空調機運転を停止させ、さらなる省エネを図るなど、利用状況に応じた空調最適化が可能です。

オカムラは開発・製作にあたり、オカムラとダイダンで空調機能をオフィスチェアに組み込む研究を共同で行い、製作に協力しました。

(※4) 「IoTを活用したスマートビルシステム」の開発を進めています。


「クリマチェア」は、第43回 地球環境とエネルギーの調和展『ENEX 2019』(会期:1月30日~2月1日、会場:東京ビッグサイト)ダイダンブースへの出展、および現在建設中の『ZEB』建物であるダイダン エネフィス四国(2019年5月開設)への導入を予定しています。
来年度内の一般販売を目指しています。

(主な仕様(予定)) 
・電 源: リチウムイオンバッテリー
・機 能: (冷房時)座面左右の吹出口から送風/(暖房時)座面ヒーターで加熱
・充 電: ACアダプター
・通 信: クラウドへのデータアップロード
・モード: 送風/加熱
・価 格: 未定


■ダイダン株式会社 概要
(リンク »)
・創業:1903年(明治36年)3月4日
・本店所在地:大阪府大阪市西区江戸堀1-9-25
・主な事業内容:電気工事、空調工事、水道衛生工事、消防施設工事、および機械器具設置工事の設計・管理・施工




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