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[2019年4月10日 ストックホルム] SSABは本日、Strenx(R) 1100 Plus帯鋼の発売を発表しました。本日より注文可能な高強度熱延鋼の新鋼種Strenx(R) 1100 Plusは、独自の溶接特製を誇り、ブーム、フレーム、クレーンをはじめとするリフティング機器で優れた溶接性能と曲げ性能を発揮します。
Strenx(R)高性能鋼の1100 MPaシリーズに新たに加わったStrenx(R) 1100 Plusはリフティングの分野において理想的な溶接継ぎ目強度を実現します。軽量化と強度アップを実現すると同時に、伸長距離、積載能力、燃費の改善を可能にします。Strenx(R) 1100 Plusは性能と生産性の全体的な向上のために作られています。
溶接の弱点を解消
従来、S1100 and S900等どんなに等級の高い構造用鋼においても弱点とされてきた溶接継ぎ目。しかし、溶接部分とその周辺の強度、伸び、衝撃靱性はベース素材の保証を満たすStrenx(R) 1100 Plusならそんな弱点も一気に解消します。このため、Strenx 1100(R) Plusは溶接部に高い強度を要するリフティング機器や高度な構造物に最適です。
高度で革新的な設計オプション
溶接部や熱影響部で強度と靱性の最適なコンビネーションを実現することで設計エンジニアリングプロセスに大きな利点をもたらします。適用可能な設計ルールによりますが、用途全体で同じ最低静的強度をベースにし
て設計することが可能です。
リフティング機器メーカーは生産性向上やより高度な設計オプションが実現できます。
Strenx(R) 1100 Plusの優れた作業性
・極めて清浄な鋼と精密に管理された製造工程により、一貫した高品質と予測可能な結果を実現
・平坦度、厚み、曲げ性を保証
・狭い公差を保証
・広い入熱範囲での推奨入熱インターバル - 冷却時間 デルタt 8/5で5~20秒
・溶接は室温で行うことが可能(EN ISO 17642-2:2005に準じたCTS試験に基づく)
・溶接部および熱影響部で最適な強度と靱性のコンビネーションを実現
技術仕様 – Strenx(R) 1100 Plusでより高く、より遠くへ
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(caption: 技術仕様 – Strenx(R) 1100 Plusでより高く、より遠くへ)
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(caption: Strenx(R) 1100 Plus溶接部引張強度試験 試験片)
Strenx(R) 1100 Plus溶接部引張強度試験 試験片
・8 mmのStrenx(R) 1100 Plus 2片を溶接
・960 MPaの溶接金属でMAG溶接 – デルタt 8/5 / 12秒で2パス
・補強材を取り除いた後、引張強度試験機で溶接された試験片に負荷をかける
・ネッキングが発生した時点で負荷を停止
・ネッキングの位置をもとに、負荷を停止しなかった場合に試験片のどこが破損していたかを確認
・ネッキングが見られない母材部分でも破断が発生した可能性
・溶接部全体で、母材と同等の最低機械特性、降伏強度、引張強度、伸び
Bauma Munich 2019のSSABブースでサンプルを展示
Bauma Munich(Hall A6、Stand 439)でStrenx(R)新鋼種のサンプルを実際にご覧いただけます。その場でご注文もうけたまわります。試験結果や鋼板分析データ、さらにアップグレード等についてぜひお尋ねください。
(日本語リリース:クライアント提供)
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