大分県豊後高田市
六郷満山日本遺産推進協議会(会長:佐々木敏夫(大分県豊後高田市長))は、日本遺産のストーリーを小学生(高学年)にもわかりやすく伝えるための、絵本+図鑑形式のストーリーブックを作成しました!
また、日本遺産「くにさき」を活かした地域づくりを推進するため、構成文化財のある「谷」の統一的なエンブレムを制作しました。
■日本遺産ストーリーブック「くにさきの鬼」(令和2年2月14日刊行)
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○ストーリーブックの制作について
地域の伝統文化をまとめた認定ストーリーをもとに、文化財を活用した観光施策を推進しています。
平成30年度に制作した図鑑部分『鬼が仏になった里「くにさき」』は、平易な文章を心掛けて作成しましたが、それでもまだ難しい内容を含み、歴史学習を行う前の小学校4~6年生にストーリーを理解してもらうには、より分かりやすく表現する必要があり、当初から課題としていました。
今回、ストーリーブックに絵本を採用し、親子でストーリーブックを読み、絵本で見つけた「くにさき」の文化財を実際に見に来てもらいたという願いを込めました。
○ストーリーブックの内容
【あらすじ】
大阪で暮らす主人公たろうは「くにさき」の祖父母の家で鬼の昔話を聞きます。「鬼なんているはずがない」と思うたろうでしたが、その晩、不思議な夢を見ます。屋山の太郎天の導きで、古代の「くにさき」の僧侶の修行を見ていると、僧侶はみるみるうちに恐ろしい鬼の姿に変わっていったのです。
次の日、たろうは「修正鬼会」に出かけ、鬼と再会します。しかし、恐ろしいと思っていた鬼は、人々に春と幸せを届ける良い鬼で、人々はこぞって鬼を自宅に招いていました。
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【挿絵について】
絵本(挿絵)の制作は、京都・瑞泉寺の住職でもあり、仏教をモチーフにしたイラストを多く手がけている中川学氏(代表作:大仏さまの運動会、やまびと)。和風で美しい色使いが日本遺産「くにさき」の世界観に合致しています。
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【図鑑部分について】
絵本の内容をより深く理解したり、自分で調べたりするために、平成30年度に作成した図鑑『鬼が仏になった里「くにさき」』がセットとなっています。
日本遺産の構成文化財としての、自然のなりたち、峯入りや修正鬼会の文化、「くにさき」の鬼と日本の鬼、「くにさき」の文化財について詳しく知ることができます。
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【ストーリーブックの仕様】
A4変形/40ページ/アジロ綴り/マットコート紙
○今後の展開
令和元年度は、ストーリーブックを500冊作成し、エリア内の学校・図書館・観光施設等に配布し、日本遺産の普及啓発事業に活用します。
また、より多くの人の手に取ってもらうため、販売用のストーリーブックを製作する予定です。
ストーリーブックについては豊後高田市の公式ホームページと、日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』のホームページ( (リンク ») )で公開しています。※英語版・フランス語版も作成し公開しています。
日本遺産「くにさき」の絵本が完成しました!(豊後高田市公式HP)
(リンク »)
日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』(六郷満山日本遺産推進協議会HP)
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■日本遺産くにさき 「谷のエンブレム」
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日本遺産を活かした地域づくりを推進するため、令和元年10~11月に「谷」エリアの可視化に向けたデザインコンペを実施し、このたび日本遺産くにさきの「谷のエンブレム」が完成しました。
それぞれの「谷」にある日本遺産の構成文化財や景観・特産品などがシンボルとして図案化されたことで、各谷の特徴がよく分かるデザインとなりました。
また、色彩やフレームも統一的なデザインとなり、国東半島全体で日本遺産を盛り上げるためのエンブレムとなりました。
○エンブレムを制作した谷
(豊後高田市内5か所)
・香々地谷(青:長崎鼻の海のブルー)
・真玉谷(橙:真玉海岸の夕陽と柿のオレンジ)
・長岩屋谷(赤:天念寺修正鬼会・災払鬼と鬼灯の赤)
・都甲谷(濃緑:霊峰・屋山の濃い緑)
・田染荘(緑:田染荘の水田の緑)
(国東市内6か所)
・国見谷(黄:ミツマタの淡い黄色)
・来浦谷(黒:岩戸寺修正鬼会の鬼の黒)
・富来谷(金:富来神社のゴールド)
・国東谷(桜:桜八幡社の桜色)
・武蔵谷(水色:空港・小城観音から見渡す空色)
・両子谷(紺:三浦梅園が見あげた夜空の紺)
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○コンセプト
【色彩のコンセプト】
各谷のイメージカラーを選定し、11の谷が集まったときにカラフルな展開になるようにしました。
【フレームのコンセプト】
六角形は国東半島にあった「六郷」を表しています。
また、組み合わせて使用する際に、ハニカムのように敷き詰めて展開できることから、半島全体での連携感を感じることもできます。
○今後の展開
令和元年度は谷の入り口に看板を設置し、令和2年度からは商品に貼付するシールなど、様々な用途で使用する計画です。
日本遺産くにさきの谷のエンブレムが完成しました!
(リンク ») (豊後高田市公式HP)
※日本遺産(Japan Heritage)とは
平成27年度に創設された制度で、地域の有形・無形の文化財をパッケージ化し、歴史的魅力や特色を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
※「くにさきの鬼」をテーマにしたストーリー『鬼が仏になった里「くにさき」』
平成30年5月24日(木)、豊後高田市・国東市に根差した人と鬼とが長年の友のようにつながれる「くにさきの鬼」の稀有な文化をまとめたストーリー『鬼が仏になった里「くにさき」』が日本遺産に認定されました。
「くにさきの鬼」をテーマにしたストーリー『鬼が仏になった里「くにさき」』が日本遺産に認定されました!(平成30年5月) (豊後高田市公式HP) (リンク »)
【関連情報】
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長崎鼻リゾートキャンプ場 / 花とアートの岬「長崎鼻」(豊後高田市観光協会HP)
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真玉海岸(またまかいがん)(豊後高田市観光協会HP)
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【画像: (リンク ») 】 【画像: (リンク ») 】
天念寺(てんねんじ)・修正鬼会(しゅじょうおにえ)(豊後高田市観光協会HP)
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長安寺(ちょうあんじ)(豊後高田市観光協会HP)
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田染荘スペシャルサイト(豊後高田市公式HP)
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特選情報 世界農業遺産の郷 田染荘(豊後高田市観光協会HP)
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日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』(豊後高田市公式HP)
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おにぎりクラウドファンディング(六郷満山日本遺産推進協議会HP)
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ふるさと納税(ふるさとチョイス)
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文化財(豊後高田市公式HP)
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