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【バグダッド2020年3月26日PR Newswire=共同通信JBN】発電と工業設備で世界をリードするメーカー・サプライヤーであるShanghai Electric Groupは26日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の大流行に対応し、イラク最大の火力発電所であるShanghai Electricのワーシト火力発電所(Wassit Thermal Power Plant)の従業員に医療用マスク4万枚を寄贈したと発表した。
在イラク中国大使館商務参事官のビアン・チャンジェン氏は「中国国内では感染状況が徐々に改善しているが、イラクなど中東地域内では依然として感染者数が急増している」と述べた。
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(写真説明:イラクのワーシト火力発電所の中国医療支援チーム)
これまでに167の国と地域の37万2757人がCOVID-19に感染していることが確認されている。エルビルとスレイマニヤを含むイラクの主要県は県境の閉鎖を決定し、その他の県は予防策としてほぼ完全なロックダウンを実施した。ワーシト火力発電所は今年1月以来、現場で就業中のスタッフを守るために一連の現場感染リスク管理・制御措置を実施している。
ビアン・チャンジェン氏は、感染症の予防、検査および指導のためChinese Red Cross(中国紅十字会)の医療専門家と共にワーシト火力発電所を訪問するために移動する際に「世界的大流行はこの地域の医療システムをかつてないほど圧迫しており、在イラク中国大使館は感染症予防物資への融資とイラクへの医療専門家の派遣によって医療支援を提供している。中国企業はコロナウイルスを制御し地元労働者の健康と安全を維持するために積極的な対策を取っている」と述べた。
イラクのワーシト県中央部、クート市の南、バグダッドから約120km南東に位置するワーシト発電所は、発電容量が各330MWの4基と各610MWの2基を持つ。全6基がグリッド接続しており2015年から商業運転を開始したこのプラントは現在、全体の発電量が1日当たり5600万キロワット時(kWh)で、イラク国内の発電量の30%、バグダッドのピーク時の電力消費量の70%に相当する。
Shanghai Electricは発電所の運用と保守の双方でリードすることにより「EPC(設計・調達・建設)+ O & M(運用・保守)」ソリューションを実行し続けている。プロジェクトの生産性と有効性を確かなものとするため、同社は、ボイラー、蒸気タービン、発電機およびコンデンサーを含むプラントの全ての主要な設備を設計・製造し、150人のイラク人従業員に対しプラントを運用し保守するよう準備させるための実践的な訓練を実現した。
Shanghai Electricのワーシト火力発電所プロジェクトマネジャーであるハー・ジュアン氏は「プロジェクトの大きなモメンタムを利用し、このプラントは生態学的保全および経済発展に即して設置された。それはこの地域の社会発展において不可欠な役割も果たしており、Shanghai Electricは、この地域の教育、健康、インフラストラクチャーおよびライフスタイル全般を向上することにより地元コミュニティーを支援することを固く約束している」と述べた。
▽Shanghai Electricについて
Shanghai Electric Group Company Limited(SEHK:2727、SSE:601727)は主としてエネルギー設備と産業設備の設計、製造および販売に携わっている。同社は、風力タービンと部品および原子力発電設備の製造と販売などの新エネルギー事業、火力発電設備および送配電設備の製造と販売などのクリーンエネルギー事業、エレベーターと電動モーターの製造販売を含む産業設備、発電所と送配電プロジェクトの建設プロジェクトの契約および複数の事業を含む現代サービス産業に重点を置いている。
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ソース:Shanghai Electric
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(写真説明:イラクのワーシト火力発電所の中国医療支援チーム)
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