金沢大学が株式会社ダイセルと「新産学協働研究所(仮称)」整備等に関する覚書を締結 -- 令和4年秋竣工予定

金沢大学

From: Digital PR Platform

2021-01-13 20:05




金沢大学(石川県金沢市/学長:山崎光悦)はこのたび、株式会社ダイセル(本社:大阪市北区/代表取締役社長:小河義美)と「新産学協働研究所(仮称)」整備等に関する覚書を締結した。両者はこれまでにも共同研究や相互の人材交流などを行っており、本研究所はセルロースをはじめとする脱石油につながる天然由来資源の有効活用(バイオマスプロダクトツリー構想)を実現する世界トップクラスの研究拠点となる。




 金沢大学と株式会社ダイセルは長きにわたり、セルロース分野を中心とした共同研究や相互の人材交流などを行っており、2018年7月に「産学連携の包括的推進に関する協定」を締結。また、2019年7月には共同研究講座「先導科学技術共同研究講座」を大学院自然科学研究科に設置している。

 現在は、セルロース系の脱ヒ素浄化材の開発をテーマとする共同研究やバイオマス由来の脱石油系合成プラスチックの製造を目指した基礎研究を進めており、このたび「新産学協働研究所(仮称)」整備等に関する覚書を締結した。
 2020年12月、東京都内で覚書の締結が行われ、金沢大学の山崎光悦学長と株式会社ダイセルの小河義美社長が出席。その後の共同会見では、山崎学長が脱石油・脱炭素社会の実現を見据え、教育研究の多様化・高度化の推進に向けた決意を述べた。また、小河社長はSDGs(持続可能な開発目標)への貢献と画期的な製品開発への意欲を示した。

 「新産学協働研究所(仮称)」は、バイオマスを活用したオープンイノベーション拠点として、同大とダイセルのみならず、多くの民間企業や大学、研究機関とも連携した産産学学連携を推進するバイオマス研究の世界的な拠点形成を目指す。同研究所は、環境にやさしい次世代化学変換プロセスによってさまざまなバイオマス新素材に変換する技術を共同研究し、その社会実装によって「バイオマスプロダクトツリー構想」を実現するとともに幅広い産業分野との連携で新たな社会的価値を創出できる仕組みづくり(クロスバリューチェーン構想)を推進する。本研究所は2022年秋に竣工予定。

●株式会社ダイセル
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