京都府立大学、奈良先端科学技術大学院大学、京都産業大学らの共同研究グループは、江戸時代から知られている変化アサガオのひとつで、花びらが折れ曲がる「台咲(だいざき)」系統を材料に、花びらがまっすぐに伸びる力学的な仕組みを明らかにした。
京都府立大学の武田征士准教授(細胞工学研究室)、奈良先端科学技術大学院大学の津川暁特任助教(植物代謝制御研究室)、京都産業大学の木村 成介教授(植物分子発生生物学研究室)らの共同研究グループは、江戸時代から知られている変化アサガオのひとつで、花びらが折れ曲がる「台咲(だいざき)」系統を材料に、花びらがまっすぐに伸びる力学的な仕組みを明らかにし、国際学術誌「Communications Biology」に掲載された。
花器官表面にあるミクロ構造「分泌腺毛」が、器官どうしの摩擦を軽減することで、狭いつぼみの中でも花びらが伸長できることが分かった。この仕組みを応用し、観賞用の花の形を自在に制御する園芸技術につながる可能性がある。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・京都府立大学 アサガオの花びら(花冠)がまっすぐに伸びる力学的な仕組みを解明
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・アサガオの花びら(花冠)がまっすぐに伸びる力学的な仕組みを解明しました
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・生命科学部 産業生命科学科 木村 成介 教授
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