ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)のインドネシアの現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーター(以下、ADM)は、持続可能で環境にやさしい工場を目指し、スンター車両工場(ジャカルタ市内)の第1ラインをリニューアルし、2024年の稼働を目指します。
スンター車両工場第1ラインは設立から27年が経過しており、SDGsの実現に向けた将来的な改修に対して敷地面積が不足するなどの困難が予想されることから、ADMはカラワン車両工場(西ジャワ州)第1ラインの隣接地に新たに第2ラインとして設立することにしました。新工場は、ダイハツのモノづくりの基本的な考え方である「SSC(シンプル・スリム・コンパクト)」の考え方に基づき、安全性や快適に働く環境にこだわり、高い生産性と高品質の両立に加え、インドネシアにおけるカーボンニュートラル目標に向けた優れた環境性能を有する工場を目指します。
新工場においては、生産性を向上させ、高品質な製品をお求めやすい価格でご提供することを目指し、スポット溶接の自動化拡大や塗装効率の向上、人間工学に基づいた組立工程、スムーズな物流といった優れた最新の生産技術を採用します。さらに、カーボンニュートラルに向け、工場の屋根には2,100kW分の太陽光パネル約3,600枚を設置します。これらの取り組みにより、年間で約20%のCO2排出量を低減できると考えています。
ADM代表取締役社長の京田靖は、「今回のリニューアルにあたり、すべての関係者、特に環境サステナビリティに取り組むインドネシア政府に対し深く感謝申し上げます。今回は既存のスンター車両工場第2ラインは残置することで、生産能力を維持しながら、生産効率の最大化を目指します。すべての関係者からのご支援を賜り、計画が順調に推進できることを願っています」と述べました。
ダイハツは今後もインドネシアをはじめ、アセアンを中心とした各地域での自動車の普及および産業発展、人材育成に貢献し、お客様の生活に寄り添った企業を目指します。
<新工場(カラワン車両工場第2ライン)概要>
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