アトピヨ合同会社(所在地:千葉県市川市、代表:赤穂亮太郎)は、アトピーを持つ方々を対象とした匿名の画像共有型アプリ「アトピヨ」内のデータを継続的にビックデータ解析をすることで、新しい悪化因子を明らかにし、アンメットメディカルニーズを収集することを目的として、京都府立医科大学大学院医学研究科医療レギュラトリーサイエンス学(所在地:京都府京都市、教授:林憲一、特任講師:足立剛也)と共同研究を開始したことをお知らせいたします。
アトピヨ URL : (リンク »)
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【背景】
アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患と定義されています。治療方法は(1)薬物療法、(2)皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア、(3)悪化因子の検索と対策、の3点が基本になります。実臨床において、症状の程度を評価することは身体診察によって可能になりますが、罹患することで生じる仕事や恋愛といった患者の日常生活上の悩みを短い診察時間の中で医療者が把握することは容易ではありません。また医療機関を定期的に受診していない患者がいる可能性があり、実臨床におけるアトピー性皮膚炎の真の患者像を把握することを難しくしています。
【目的】
現在の痒みの状態や、投稿写真、投稿コメント、生活習慣、疫学的要因などを継続的にビックデータ解析をすることで、保険診療で行える、薬物療法、皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア以外に、新しい悪化因子の検索と対策が可能になることを明らかにします。実診療では拾いきれない実社会におけるアンメットメディカルニーズを収集し、個人に最適化されたアトピー性皮膚炎の治療計画を立案し、アトピー性皮膚炎診療の質の底上げを図ることを目的としています。
【概要】
観察研究 : 「アトピー見える化アプリ-アトピヨ」を用いて調査を行い、収集したデータの解析を行います。
評価項目 : 症状・画像情報、投稿情報、プロフィール情報をもとに、AI解析及び自然言語解析を行い、複数のクラスターに分類し、新しい悪化因子の検索と対策が可能になることを明らかにします。また、クラスターごとのアンメットメディカルニーズの差異があるかを検討します。
期間 : 2029年3月31日まで
【アトピヨとは】
アトピヨは、アトピーを発症し悩んでいる方々の早期回復のサポートになることを目指し、文字だけでなく「画像」を投稿することで、アトピー特有の皮膚症状を匿名で記録・共有できる日本初のアプリです(2018年7月アトピヨ調べ。App Store・Google Playを調査)。2018年7月に元アトピー患者の赤穂亮太郎がApp Storeからリリースした後、厚労省主催「第10回健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働大臣賞をはじめ9つの賞を獲得し、2022年10月現在では21,000ダウンロード、50,000枚の投稿画像(うち10,000枚は公開中)がある日本最大級のアトピー患者向けアプリに成長しています。また、アプリの平均評価は4.4(5段階)とユーザーからも高い支持を得ています。
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【今後の展望】
皮膚科医が、アトピー患者の通院時の皮膚の症状を診断することはできますが、日常生活の悩みを短い診察時間の中で把握することは容易ではありません。アトピヨにはユーザーが日々記録している画像や日常生活での悩みなどが蓄積され、医療機関と連携してこのビックデータ解析を継続することによって、アトピー患者の診療に役立つアプリになることを目指しています。
【主な受賞歴】
・第3回健康医療ベンチャー大賞 3位入賞・Plamed賞(主催:慶應義塾大学医学部、後援:厚労省など)
・第13回キッズデザイン賞 受賞(主催:キッズデザイン協議会、後援:内閣府など)
・ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020 優秀賞・特別賞(主催:経産省)
・異能vation 2020 ジェネレーションアワード 企業特別賞(主催:総務省)
・第10回健康寿命をのばそう!アワード 厚生労働大臣賞(主催:厚労省)
【運営会社】
会社名 : アトピヨ合同会社 / Atopiyo LLC
所在地 : 千葉県市川市
代表 : 赤穂亮太郎 / Ryotaro AKO
設立日 : 2021年3月15日
事業内容 : アトピー性皮膚炎分野におけるソフトウェアの開発、情報処理・情報提供サービス、調査・研究・製品開発・疾患啓発の支援
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TEL : 070-8932-1623 / 050-3552-5789
EMAIL : support@atopiyo.com
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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