横浜市立大学 医学群准教授 宮﨑智之をプロジェクトリーダーとする、複数大学、複数企業、自治体が連携する研究グループは、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)が公募する令和4年度「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」共創分野本格型*1に採択されました。
近年コロナ禍において深刻化している「若者の生きづらさ」や心の不調に対して、心理的障壁の低い相談・ケアを提供する場として、バーチャル空間に「メタケアシティ*2」の構築を目指します。
<プロジェクト実施概要>
1.拠点名称
若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するメタケアシティ共創拠点
2.拠点の実施概要
生きづらさを感じる若者の心の課題を包括的に研究する新たな学術領域を立ち上げ、
得られる知見を基に心理的レジリエンスの獲得促すコンテンツ(デジタルメディスン)を
提供するメタバースプラットフォーム(本拠点では「メタケアシティ」と定義)を構築し
ます。そこで医師や企業などと連携し、日本国内の生きづらさを感じる若者に対してメタ
ケアシティを通してケアすることで、若者がレジリエンスを持つ未来を目指す。
【ターゲット(達成すべき事項)】
〇若者の心を理解するための調査環境整備(指標構築)
〇若者に対するデジタルメディスンを中心とした介入効果の実証
(メタバース診療所・治験基盤の構築)
〇メタケアシティ上におけるデジタルメディスンを中心とした市場の創出と普及
<プロジェクト概要図>
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3.参画機関(50音、アルファベット順)
<大学等>
神奈川大学、神奈川県立保健福祉大学、金沢工業大学、慶應義塾大学、滋賀医科大学、中央大学、横浜国立大学
<企業等>
株式会社アスケイド、ガーミンジャパン株式会社、株式会社講談社、サスメド株式会社、住友ファーマ株式会社、株式会社テンアップ、株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社村田製作所、株式会社DUMSCO、株式会社HIKARI Lab、PST株式会社、株式会社Malus 、VIE STYLE株式会社
<自治体>
神奈川県、横浜市
4.拠点代表者
プロジェクトリーダー 宮﨑智之(横浜市立大学医学群准教授)
副プロジェクトリーダー 藤本敦也(横浜市立大学特任教員予定)
拠点の設置責任者 相原道子(横浜市立大学 学長)
(用語説明)
*1 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) ※JST WEBサイトより抜粋し一部改変
共創の場形成支援プログラム(以下、「本プログラム」という。)は、大学等が中心となって 未来のあるべき社会像(拠点ビジョン)を策定し、その実現に向けた研究開発を推進するとともに、プロジェクト終了後も、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指す産学連携プログラム。令和2年度より公募を開始。
*2 メタケアシティ
「メタバースコミュニケーション」と「デジタルメディスン」を実現するメタバース上のプラットフォーム。ここでは、カウンセリングやケアのコンテンツ、コミュニケーションの場、デジタルメディスンの診療所などを提供し、若者の生きづらさに寄り添い、心の強靭さ(心理的レジリエンス)の獲得を目指す。
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