大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)経営経済学部経営学科3年生の大熊誠樹さんがデザインした背割堤(せわりてい)のシンボルマークデザイン2点が、淀川河川公園背割堤地区(京都府八幡市)で行われる秋季イベント「背割堤のアキサイ!2022」でステッカーとして配布される。背割堤地区は木津川、宇治川、桂川が合流して淀川になる三川合流域に位置しており、桜の名所として有名な場所。同学部は淀川河川公園管理センターと共同で同地区の観光資産としての魅力発信に取り組んでおり、大熊さんのデザインはその一環として考案され、優秀作品として認定されていた。これらのデザインは、今後回復が見込まれる外国人観光客をターゲットとした観光のアイコンとしての活用などが期待される。
大阪国際大学経営経済学部では、淀川河川公園管理センターと共同で、今後の外国人観光客の訪日観光の回復を見込み、桜の名所として有名な淀川河川公園背割堤地区の観光資産としての魅力発信に取り組んでいる。
今年3月末、経営学科・近藤浩章教授のゼミと経済学科・三輪淳之教授のゼミが、淀川河川公園管理センターと共同で、桜が咲く背割堤を訪れて調査を実施。外国人観光客をターゲットとした背割堤地区のホームページやSNSでの写真や動画発信、シンボルマークの考案などに取り組んできた。
こうした活動の成果として、経営学科3年生の大熊誠樹(おおくまともき)さんが考案したシンボルマークデザイン2点が優秀作品として認定され、11月5日からステッカーとして背割堤地区にある「さくらであい館」で期間限定で配布されることとなった(なくなり次第終了)。
また、同デザインは、Tシャツなどへの展開についても検討・調整が進められており、これらのグッズを通じて、背割堤の魅力発信を行っていく。
背割堤の地理的・歴史的特徴と観光資産としての魅力が表現された大熊さんのデザインは、今後、外国人観光客が注目するアイコンとしての活用なども期待されている。
◆デザイン1
・コンセプト:「繋」
淀川が繋いだ「文化」を人、「歴史」を川、「自然」を桜のデザインで表し、これら三つのデザインを一つにあわせることで三川合流を表現。
江戸時代には、ヒト・モノを通して「文化」を繋いだ三十石船に淀川が使われていた。そして、洪水の頻発という「歴史」から安全に暮らせるまちという想いを現代にまで繋げている。これらの淀川の「文化」「歴史」などを、「自然」を通して人々に繋げているのが背割堤だと考えることができる。
淀川は「文化」「歴史」「自然」の三つが一つになることで出来ているということ、また、三川が合流し流れているという、深い繋がりを感じさせる。
◆デザイン2
・コンセプト:「想」
呪符から着想を得たデザイン。呪符と聞くと「呪う」というイメージがあるが、本来は災難を退けるためのものである。コロナウイルスが流行し不自由な生活が続いているが、背割堤に訪れる人々の災難を退け、幸福が訪れるようにとの想いが込められている。
■淀川河川公園背割堤地区
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■(淀川河川公園)三川合流域さくらであい館
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*どちらも京阪電車 石清水八幡宮駅 下車 徒歩約10分
【背割堤】
宇治川と木津川を隔てる堤防。桂川も含めた3つの川が合流して淀川となる地点にある。春には約1.4キロメートル続く見事な桜のトンネルが名所となっているなど、河川敷では四季折々の豊かな自然が楽しめる。
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◇参考URL
大阪国際大学 経営経済学部
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