累計340万ダウンロードの、本人が自覚していないストレスを可視化するアプリ「ストレススキャン」と「ANBAI」を提供する、株式会社DUMSCO(本社:東京都港区、代表取締役:西池成資)は、テレワークの会議過多による、突然休職のリスクに関する調査を実施しました。
その結果、1日4件以上の会議で、高ストレス者が37%に達すること、その57%はアンケート式のストレスチェックでは高ストレス者と判定されないため、自覚することなく、突然休職するリスクが高い「隠れテレワ負債者」であることが明らかになりました。
この結果をうけて、会議のリスケや数を減らす「会議断捨離」を目的に、株式会社DUMSCOでは、ANBAIの測定結果の一部を、任意でSlackのステータスに自動反映する「(忖度なしの)HP見える化」制度を、11月より実験的に開始しました
1日4件の会議、高ストレスの温床
本田技研工業が原則出社の方針を明らかにする一方で、NTTグループがテレワーク(在宅勤務)を原則とする方針を明らかにするなど、リモートワークへの各社の対応方針の違いが明らかになる中で、テレワークによる1日の会議数と、高ストレス者の割合に関する調査を実施しました。
その結果、テレワークの推進で高ストレス者の割合は減少した一方で、1日4件以上の会議参加を境に、高ストレス者の割合が急増し、37%に達することが明らかになりました。
[画像1: (リンク ») ]
また、その高ストレス者の特徴を調査した結果、57%はアンケート式のストレスチェックでは高ストレス者と判定されないため、自覚することなく、突然休職するリスクが高い「隠れテレワ負債者」である点が明らかになりました。
[画像2: (リンク ») ]
この結果が象徴するように、そもそもストレスを人が自覚するのは難しい構造をしています。
その理由の1つが、ストレスがかかるとアドレナリンが分泌されて、一時的にパフォーマンスが上がってしまう点です。
人はストレスを感じると、アドレナリンなどの抗ストレスホルモンを分泌し、一時的にパフォーマンスが向上します。その期間は「抵抗期」と呼ばれ、パフォーマンスが「ドーピング」されているような状態のため、それがストレスだと実感することは難しく、むしろ「調子がいい」とすら感じるケースも少なくありません。
[画像3: (リンク ») ]
年収800万円を超える「ハイパフォーマー」を惑わす、アドレナリンの落とし穴
隠れテレワ負債者の特徴として、76%が年収800万円を超えるハイパフォーマーという結果が明らかになりましたが、その要因の1つに、多くの会議に参加することで、「一時的に」パフォーマンスが向上、そのパフォーマンスが年収という形で評価されると同時に、その社員により仕事や会議が集中するようになったことが推測されます。
[画像4: (リンク ») ]
しかし、パフォーマンスがドーピングされる「抵抗期」は、概ね3カ月程度で、このドーピング期間を終え、副腎に貯蔵されているホルモンが枯渇すると、胃潰瘍やうつなど、いわゆる「病名」がつくような状態に陥ります。
そのため、ドーピングされたパフォーマンスに惑わされることなく、ストレス自体を客観的に評価し、会議が一極集中する状態を回避することが重要になります。
[画像5: (リンク ») ]
客観的なストレス評価を、Slackのステータスに自動反映する「(忖度なしの)HP見える化」制度
そこでDUMSCOでは、本人が自覚していないストレスを可視化するアプリ「ANBAI」のストレス評価を、任意でSlackのステータスに自動反映する人事制度「(忖度なしの)HP見える化」制度の運用を実験的に開始しました。
[画像6: (リンク ») ]
試験的に開始した制度ですが、Slackのステータスを参考に「今日の会議リスケしましょうか?」などの会話が増え、「会議断捨離」のきっかけになっています。
今回の調査では、隠れテレワ負債者の88%が脊髄反射的に「大丈夫です」と言ってしまい、会議を断ることが苦手な特徴も明らかになっていますが、Slackのステータスをきっかけにして、本人だけでなく、周囲からも「会議断捨離」の提案が加速しています。
[画像7: (リンク ») ]
今後は、社内での試験運用を経て、ANBAI導入企業への提供も検討してまいります。
■調査概要
調査方法:インターネットアンケート調査
調査期間:2022年2月10日~2022年2月17日
調査対象者:週1日以上オフィス出社せず勤務する、全国22歳以上のビジネスパーソン
回答者数:367人
■調査に利用した、ストレス客観評価アプリ「ANBAI」
ストレスに適応する役割を果たす、自律神経の活動量を測定することで、ストレスを客観評価するサービス。
C向けアプリとして300万ダウンロードされた「ストレススキャン」のノウハウを活かし、法人向けとしてANBAIを開発。東京海上日動、住友生命、千代田区などで導入されています。
また、自律神経の活動量を測定する際に、医療現場で広く用いられる「心拍変動解析(HRV)」という手法を、スマートフォンで実現し、99%以上の精度で一致させる技術力を活かして、京都大学医学部などにも導入されています
■会社概要
会社名:株式会社DUMSCO
所在地:東京都港区麻布台1丁目11-10 日総第22ビル9F
代表者:西池成資
設立:2010年5月
事業内容: ピープルアナリティクス事業
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。