2022年12月1日
公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
公益財団法人 小笠原敏晶記念財団(東京都港区、理事長 小笠原三四郎)では、現代美術分野への新型コロナウイルス感染拡大の影響に対応するためにこれまで第1次(2020年度)、第2次(2021年度)と実施した「新型コロナウイルス特別助成(現代美術分野)」について、この度、第3次の募集を開始します。
本助成の最終フェーズとなる「第3次新型コロナウイルス特別助成」は、コロナ禍の経験から得た新たな知見をもとに発想するプロジェクトを支援します。今回は、困難を乗り越える際の力となる個人や団体間の協働や連帯の可能性に着目。ポストコロナ時代に向けて現代美術分野のエコシステムを更新し、定着しようとする試みを、最長3年にわたり継続助成します。
本助成を通して、日本の現代美術が緊急事態や社会の変化に果敢に応答し、安定的で力強い活動基盤と革新性に富んだ環境を育み、さらなる発展を遂げることを期待します。
【公益財団法人 小笠原敏晶記念財団】
科学技術の振興を目的に1986年9月に創設された公益助成事業財団。科学技術分野への研究助成や国際交流活動への助成を中心に、2021年度までの助成件数は延べ1,655件、助成総額は33億3,958万円に上る。2020年6月より「小笠原敏晶記念財団」と改称。創設者・故小笠原敏晶(株式会社ニフコ創業者)のかねてからの希望を実現すべく、文化・芸術の担い手への助成事業を開始。
【「第3次新型コロナウイルス特別助成」募集概要】 ※詳細は募集要項を参照のこと。
1.名称
第3次新型コロナウイルス特別助成(現代美術分野)
2.応募資格
日本の現代美術の担い手で、複数の個人・団体との協働でプロジェクトを実施している個人・団体。
3.助成対象活動
・ポストコロナ時代に向けて、現代美術分野のエコシステムを新たな視点で更新し、その定着を複数の主体で目指す協働プロジェクト。
・コロナ禍以降の日本の現代美術の状況に応答しようと試みる、新しい協働・連帯の仕組みやパートナーシップの基盤づくりにつながるプロジェクト。
・1回で終了する展示や発表が最終目的ではなく、継続的に取り組むことが前提のプロジェクト。
4.助成額・採択件数
・助成総額:5,000万円(予定)、1件につき500万円~2,000万円(予定)
・採択件数:5件から10件程度(予定)
※助成金は最長3年(2026年3月まで)の間で分割して交付(年度ごとの予算書に基づく)。
5.助成対象期間
2023年4月1日~2026年3月31日
6.助成金の使途
助成対象となる協働プロジェクトを実施するために必要な費目とし、使途は問いません。
7.スケジュール
1)募集期間:2022年12月1日(木)~2023年1月10日(火)12時(正午)締切
2)一次審査(書類)結果通知:2023年2月下旬
3)二次審査(面接):2023年3月初旬
4)採否通知:2023年4月
5)助成金交付予定:2023年4月以降
8.申請方法
詳細は当財団ホームページより、募集要項をご確認ください。
URL: (リンク »)
9.選考方法
当財団の文化・芸術分野の選考委員および必要に応じて選出した委員で審査・選考を行います。
【第1次・第2次新型コロナウイルス特別助成の実績について】
公益財団法人 小笠原敏晶記念財団では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現代美術分野における活動やプロジェクトに被害を受け、かつ、将来にわたって活動を継続するために支援を必要とする方を対象に、継続の一助となる資金を助成する制度、「新型コロナウイルス特別助成」を2020年に立ち上げ、これまでに2回の助成を実施しました。
第1次(2020年度)は、コロナ禍で経済的損失等の困難な状況にある現代美術の担い手に対して緊急支援を行い、アーティストをはじめとする様々な職種の方に本助成を活用いただきました。第2次(2021年度)は、現代美術関係者が次なる一歩を踏みだし、創造・表現活動のエコシステムが維持されるための環境整備を助成の目的として募集したところ、採択者のなかでアーティスト以外の職種が占める割合が第1次よりも大きくなるなど、更に多様な職種への支援につながりました。
【画像: (リンク ») 】
※第1次及び第2次新型コロナウイルス特別助成の実績の詳細については、当財団ホームページに掲載の選後評をご参照ください。
本件に関するお問い合わせ先
◆一般の方からのお問い合わせ先
公益財団法人 小笠原敏晶記念財団 事務局
〒108-8522 東京都港区芝5丁目36番7号 三田ベルジュビル20F (株)ニフコ内
E-mail: contact-arts@ogasawarazaidan.or.jp
TEL: 03-5476-2174
URL: (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。