FCNT株式会社(本社:神奈川県大和市、代表取締役社長 田中典尚、以下FCNT)と株式会社ティ・エム・エフ・アース(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 斎藤浩、以下TMF Earth)は、両社で共同開発した遠隔臨場・遠隔支援向けウェアラブルカメラを、株式会社サムシング(本社:東京都江東区、代表取締役会長 前俊守、以下サムシング)が地盤調査・改良作業の遠隔監視、作業記録に採用し、建設現場のDXを推進していくことで合意しました。
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建設現場の地盤調査・改良においては従来、日本各地に点在する現場で起こる様々な状況に対し、作業員が実際に足を運び目視で確認して対応する必要がありますが、昨今人手不足が進む中、現場の安全を確保し、安定したサービスを提供するためにも遠隔臨場、遠隔支援の導入による課題解決が求められています。特に、現場の安全を確保する上で、隣接する建物との距離や寸法、大雨の後に水没している箇所などがないかを確実に把握することは重要な事項となります。
地盤調査・改良専門のサムシングが導入したウェアラブルカメラは、堅牢性に優れたFCNTの法人向けスマートフォン「arrows BZ02」と、TMF Earthの遠隔臨場・遠隔支援ソフト「LINKEYES」で構成されています。通信帯域が250kbpsに圧縮されているため、他社の製品とは比較にならないほど、あらゆる環境で通信が途切れません。さらに部材の質感が分かるほどにクリアな画像と音声で遠隔臨場・遠隔支援を実現し、作業員による現場での目視と同等のクオリティで遠隔の状況を把握できます。また、耐久性に優れているので、天候や温度の変動が激しく、過酷な環境である建設現場においても安定した映像配信環境を提供し、安心・安全を約束します。作業員が遠隔で現場対応できることにより、人手不足を解消し、不要となった移動時間を他の作業に充てられるので、コストパフォーマンス向上にも貢献します。
今後、FCNTとTMF Earth、サムシングは、互いの強みを最大限に生かし、業界のリーダーとして建設現場のDXを推進していきます。サムシングでは、ウェアラブルカメラの活用により、移動時間の削減、リアルタイムでのトラブル発生時の把握や検証による改善策への活用による利益率向上を見込んでおります。この実現に向け、ウェアラブルカメラを利用した実証を行っており、建設現場での様々なDXの推進をしてまいります。
FCNTは、一人ひとりが安心して生き生きと暮らせる未来のために、人々の常識を超える発想と先進テクノロジーで、人・物・コトをもっと快適につなぎ、新たな価値を創造してまいります。
「arrows BZ02」と「LINKEYES」で現場の様子を定点観測している様子
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「arrows BZ02」と「LINKEYES」で送信した映像は、PCで現場と各地の管理部とリアルタイムで共有される(監視PC画像は再現イメージ)
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TMF Earth「LINKEYES」撮影動画
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背景と概要
サムシングでは、お客様からの依頼を受け、地盤調査、改良工事を建設予定地の基礎工事が行われる前に実施しています。地盤調査では、現場の状況を正確に把握した上で、建物荷重などを考慮して改良工事の必要性を検討し、必要な場合に地盤改良工事を実施します。現場状況の確認は、作業員が出向いて直接把握する必要があり、特に遠隔地の現場では移動時間が負担となっています。また作業現場では、予期せぬトラブルが発生することもあり、そのような場合は、トラブル発生時の現場状況を把握、検証する必要がありますが、リアルタイムに把握することは非常に困難でした。
サムシングはこのような課題に対し、低速な通信環境でも高画質、低遅延で映像を送信できる高度な画像圧縮技術を用いた「LINKEYES」を導入することで、現場の見える化の実現に向けて実証実験を重ねています。その中で、管理者が現場へ移動することなく、PCで遠隔から状況を把握できるようになっています。また、送信された映像はすべてクラウド上に自動保存されるため、撮影したカメラと日時を指定するだけで、見たい映像が簡単に再生可能なので、リアルタイムでの現場把握のみならず、トラブル検証の際のエビデンスにも活用することが可能となりました。
「LINKEYES」は高度な画像圧縮技術により、LTE環境で十分高画質な映像が送信可能です。郊外など、電波環境があまりよくない場所でも、途切れることなく映像の送信が可能な上に、データ通信量を抑えられるので、通信料金負担を軽減します。また堅牢性に優れたFCNTの法人スマートフォン「arrows BZ02」が標準採用されているので、現場で作業員が随時持ち歩いて映像を送信することも、スタンドに設置して定点観測することも可能です。
サムシングでは今後、クラウドに蓄積された現場の映像データを報告や記録に活用することや、小型の外付けカメラをヘルメットに装備し、より現場の細かい状況を遠隔監視することを検討しています。
システム構成
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ウェアラブルカメラの特長
1. 独自の超画像圧縮技術によりLTE環境で電波があればほぼ途切れずにクリアな映像を低遅延で送信が可能
TMF Earth独自の超画像圧縮技術により、LTE環境であれば、かなり電波の悪い状況でも途切れずに鮮明な画像と音声により、違和感の無いコミュニケーションを実現します。高性能な手振れ補正機能により、作業員が現場で移動しながらの映像を送信しても、遠隔で見ている側は酔いにくく、安定した映像で見ることができます。オートフォーカス機能により遠景からマクロまで、鮮明でひずみのない画像を送信できるので、作業現場全体の監視と臨場において、現場の細かい寸法確認や部材の質感確認、トラブル解決など1台で対応可能です。
2. 送信した動画はすべてクラウドに自動保存
「LINKEYES」で送信した動画は、すべてクラウド上に自動保存されます。保存された動画は、様々な機能を持つ動画管理システム上の画面で日時を指定するだけで、いつでも簡単に再生可能です。リアルタイムの遠隔監視、遠隔臨場としての利用、作業記録や後日の確認、検証など、様々な用途に利用可能です。
3. 端末、通信費、クラウド利用料すべて込みのトータルパッケージ
利用料金には通信費、クラウド利用料がすべて込みとなっているため導入が簡単です。端末はレンタルと買い取りの両方をサポートしており、お客様の要望に合わせて導入可能です。
関連Webサイト
・FCNTの「arrows BZ02」について (リンク »)
・TMF Earthの「LINKEYES」について (リンク »)
・サムシングについて (リンク »)
TMF Earth概要
TMF Earthは、世界で初めてLTEを使ってリアルタイム(遅延0.5秒)にテレビ放送ができる会社です。
「IoTに視覚」をVisonに、人間の体験や感動を順次に映像で共有することで社会の様々な課題を解決します。
映像取得から超動画圧縮、超鮮明動画を、無線を始めとする様々な※1コネクティビティ―を使って伝送し、AIを始めとするDXソリューションに動画を連動させるインターフェースまでをターンキーソリューションで提供できる世界唯一の会社です。
TMF Earthホームページ (リンク »)
サムシング概要
商号:株式会社サムシング
代表者:代表取締役会長 前 俊守
代表取締役社長 小白川 貢
代表取締役副社長 東 剛史
所在地:東京都江東区豊洲 3-2-24 豊洲フォレシア 9F
設立:1997年6月5日
資本金:5,000万円(2020年3月末現在)
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商標について
記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
※1 sXGP、LTE、WiFi環境に対応可能
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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