株式会社エクサウィザーズは、AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売事業を展開する子会社の株式会社エクサホームケア(東京都港区、代表取締役社長:石野悟史、以下、エクサホームケア)が提供する高齢者のための身体機能分析AIサービス「CareWiz トルト」に、新機能「口腔機能分析」を2023年4月より追加することをお知らせします。
[画像1: (リンク ») ]
サイトURL: (リンク »)
☑︎ 背景 - 介護現場における口腔評価の課題
介護現場における大きなリスクの1つに「誤嚥性肺炎」があります。誤嚥性肺炎とは食べ物や飲み物の一部などが気道に流入する「誤嚥」が原因となって起こる肺炎で、介護現場での死亡事故原因の最大の要因(約31%)となっています。また、介護施設内だけでなく、日本人の全死因の中でも第6位と多くを占め、特に高齢になるとその比率が上昇するため、高齢者の誤嚥性肺炎防止が重要な社会課題となっています。
この誤嚥を引き起こす原因の1つとなるのが「口腔機能の低下」です。食べ物を噛んだり飲み込んだりする口腔機能は、加齢とともに徐々に低下していきますが、多くの介護現場では口腔機能を適切に評価できる専門家が極めて少ないのが現状です。
更に、口腔機能は歩行等の身体機能に比べて目に見えにくいことや、介護現場における専門職の配置が少ないことなど様々な背景から、口腔ケアの優先度が低くなる傾向にあります。
[画像2: (リンク ») ]
☑︎新機能概要 - 手軽に口腔機能を評価、わかりやすいコミュニケーションシートで結果を共有
CareWiz トルトはこれまで、理学療法士の知見を学習した歩行分析AIによって高齢者の歩行状態を見える化し、転倒リスクの軽減をサポートしてきました。
このたび新しくサービス提供を予定している口腔機能分析AIは、DSヘルスケアグループ< (リンク ») >として訪問歯科診療サポート事業を展開するデンタルサポート株式会社(千葉県千葉市、代表取締役社長:草深多計志)、介護事業を展開するDSセルリア株式会社(千葉県千葉市、代表取締役社長:北村直也)の協力を受け開発しており、高齢者が決められた音節を繰り返し発音する動画を撮るだけで口腔機能を客観的に評価し点数化をすることができます 。
高齢者の口腔機能を評価する従来手法の1つとして、特定の音節を繰り返し発音してその回数を測る方法が介護現場においても活用されていますが、本機能ではAIがこの音声を「速さ」や「発音」等の指標をもとに評価・分析し、コミュニケーションシートにして表示することで、発音回数だけでは捉えられない高齢者の口腔機能を点数でわかりやすく把握することができます。
また、本サービスでは口腔機能分析AIの評価結果に応じて、口腔機能向上トレーニングの提案のほか、口腔機能の低下によるリスクが高い場合は専門家への相談を推奨するなどのサポートも予定しています。
今後も、エクサウィザーズとエクサホームケアはCareWiz トルトの提供により介護現場を適切にサポートし、高齢者の歩行機能や口腔機能など身体機能全般におけるリスク軽減に貢献することを通じてこれらの社会課題解決に取り組んでいきます。
☑︎CareWiz トルトとは< (リンク ») >
CareWiz トルトは、スマホで動画を撮るだけで簡単に身体機能を可視化することができる、AI技術や理学療法士の知見を活用した高齢者のための身体機能分析AIサービスです。わかりやすいコミュニケーションシートで表示される結果はそのまま利用者や家族、ケアマネジャーへの案内に利用することができます。また、スタッフ間で動画を通した意思疎通を促進することにより情報連携の円滑化を図ることもできます。全国600以上の介護事業所や自治体への導入を通じて、より簡単かつ科学的根拠に基づいた歩行分析・現場のアセスメントを支援しています。
※CareWiz及びトルトはエクサウィザーズの登録商標です。
【株式会社エクサホームケア会社概要】
会社名 :株式会社エクサホームケア
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立 :2021年5月
代表者 :代表取締役社長 石野 悟史
事業内容:AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売事業
【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立 :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 石山 洸
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL : (リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。