大阪ガスは、4月5日、環境省の「エコ・ファースト制度」において、エネルギー業界で初めて「エコ・ファースト企業」に認定されました。
「エコ・ファースト制度」は、環境の分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業であることを環境大臣が認定する制度で、各業界における環境先進企業としての取り組みを促進することを目的としています。
当社は、2021年1月に「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」を発表し、これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加え、メタネーションなどによる都市ガス原料の脱炭素化、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化により、2050年のカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。また、2023年3月には「Daigasグループ エネルギートランジション2030」を発表し、エネルギーの低・脱炭素化への移行に向けた道筋の全体像と、2030年に向けた当社グループの具体的な取り組みやお客さまにご提供できるソリューションをお示ししています。さらに、ガス導管材料であるポリエチレン(PE)管の廃材の100%再生利用を進め、循環型社会の実現にも貢献します。このたび、こうした取り組みを「エコ・ファーストの約束」として宣言し、環境先進企業として環境大臣から認められました。
(リンク »)
4月5日に行われた認定式の様子:左から藤原正隆 代表取締役社長、山田美樹環境副大臣
Daigasグループは今後も、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けた技術・サービスの開発を進め、お客さまとともに地球規模での環境貢献に寄与する取り組みを推進し、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
【当社のエコ・ファーストの約束(概要)】
1.カーボンニュートラル実現への取り組みを積極的に推進します
これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加え、メタネーションを軸とした都市ガス原料の脱炭素化や、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化により、2050年のカーボンニュートラル実現を目指します。
世界最高レベルのエネルギー変換効率を実現するメタネーション技術の確立に挑戦します。また、メタネーションの社会実装に向けて、2030年時点で既存インフラへの「e-methane(e-メタン)*」1%導入を目指します。
2.循環型社会の実現への取り組みを積極的に推進します
3R(Reduce、Reuse、Recycle)を徹底し、産業廃棄物・一般廃棄物の最終処分率について、2030年度まで毎年2%以下を目指します。また、ガス導管材料であるポリエチレン(PE)管の廃材の100%再生利用を進め、プラスチック資源循環を促進します。
3.環境意識の向上と環境教育の取り組みを推進します
環境団体・経済団体の環境保全に資する活動の支援や参画を推進します。また、次世代を担う子どもたちに、省エネルギーや環境について学んでもらうための出張授業、「エネルギー環境教育」を積極的に実施します。
4.環境金融を活用し、低炭素・脱炭素に資する取り組みを推進します
「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」の実現に向けて、その活動に必要な資金調達の一環として、環境金融を積極的に活用します。
* e-methane(e-メタン):グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタンに対して用いる呼称
(リンク »)
・大阪ガスのエコ・ファーストの約束(詳細版)
(リンク »)
・Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン
(リンク »)
・Daigasグループ エネルギートランジション2030
(リンク »)
【エコ・ファースト制度について】
環境省が、2008年、各業界の環境先進企業としての取り組みを促進することを目的に設立した制度です。企業は環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策などの環境保全に関する取り組みを「エコ・ファーストの約束」として宣言。環境大臣がその企業を環境の分野に先進的、独自的でかつ業界をリードする企業「エコ・ファースト企業」として認定しています。
(リンク »)
・環境省 「エコ・ファースト制度について」
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。