シリコンスタジオ、DeNAが提供するEV転換シミュレーター「FACTEV」の開発に協力

シリコンスタジオ株式会社

From: PR TIMES

2023-04-11 17:46

EVの実用航続距離・導入効果予測の見える化で法人のEV導入を加速

エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梶谷 眞一郎、東証グロース:証券コード3907、以下「当社」)は、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟、東証プライム:証券コード2432、以下「DeNA」)からの委託を受け、EV※1の実用航続距離や導入効果予測を見える化するEV転換シミュレーター「FACTEV(ファクティブ)」の開発に協力したことをお知らせします。



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DeNAが提供するEV転換シミュレーター「FACTEV」は、法人のEV普及を促すため、2023年4月1日よりオートリース会社向けに試験提供が開始されました。EV普及のボトルネックになっていた「実用航続距離」が、車両データを取得せずとも簡単にシミュレーションすることが可能です。車検証や定期点検情報、運行管理台帳情報などの基本情報で、車両の使われ方を推定します。さらに、走行地域の道路特性や気象情報などの情報を分析に用いることで、用途に合った候補EVを選定し、実用性能(実用航続距離やバッテリー状況)や導入効果をデータで提供します。シミュレーションには、新たに情報(車載器から取得するCAN※2データなど)を取得する必要がないため、すぐに候補EVの提示や、実用性能や導入効果予測をお客さまに提示することが可能です。

当社は、2022年6月よりDeNAから開発を受託し、共に技術検証をしつつ仕様を固め、相談しながら開発を進めてまいりました。
フロント部分は、ユーザインタフェース構築のためのJavaScriptフレームワーク「React」と、React用のUIコンポーネントフレームワーク「MUI」を利用した、SPA(シングルページアプリケーション)のWebアプリケーションです。
バックエンド部分は、Google Cloud上で「Cloud Firestore※3」と「Cloud Functions for Firebase※4」、「BigQuery※5」などを利用して開発いたしました。
DeNAは、EVの導入を加速させるソリューションとして、2024年度に「FACTEV」の商用化を目指しています。さらに、EV導入後の運用支援を見据え、今後はコネクテッドデータを含む各社のさまざまなEVデータをクラウド上で編集・加工(実用性能、導入効果、バッテリー寿命などの予実管理、見える化など)するとともに、各社のEV情報を共通形式で各種サービス事業者(フリート管理、カーシェアリング、エネルギー、保険など)に提供するシステムの構築を目指しています。
当社は、今後もDeNAが目指すEVの普及と運用を通じた脱炭素やサーキュラー・エコノミー実現への貢献を支援すべく、課題解決を図りながら引き続き開発協力してまいります。


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※1 EV:「Electric Vehicle(エレクトリックビークル)」の略。動力にガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関を持たず、バッテリーに蓄えられた電気を動力源としてモーターを駆動する自動車。
※2 CAN:「Controller Area Network」の略。車両のセンサーや制御などに関わるさまざまな車両データが流れる車両内の通信ネットワーク。
※3 Cloud Firestore:Google Cloudが提供する、モバイルアプリやウェブアプリのデータの保存、同期、照会がグローバルスケールで簡単にできるデータベース。
※4 Cloud Functions for Firebase:Google Cloudが提供する、イベントドリブンのアプリケーションを作成するためのサーバーレスコンピューティングソリューション。
※5 BigQuery:Google Cloud が提供する、フルマネージドの完全にサーバーレスなエンタープライズデータウェアハウス。


■ 株式会社ディー・エヌ・エーについて
DeNAは、「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」のミッションのもと、エンターテインメントと社会課題領域の両軸で事業を展開しています。ゲームを中心としたエンターテインメント領域で培った課題解決メソッドを応用し、社会保障費軽減に向けた持続可能なヘルスケアサービスや、スポーツを軸とした賑わいのあるまちづくりのほか、社会のさまざまな課題解決を支援しています。サービス開発だけでなく、AIを含めたデータの高速利活用と独自の顧客行動分析を通じ、利用継続率の向上を図り、新たな付加価値を生み出すサービス運営が強みです。また、パートナー企業や官公庁とのアライアンス事業も積極的に展開し、お互いの強みを生かした課題解決とビジネス成長を目指しています。主な事業領域はゲーム、スポーツ、ライブストリーミング、ヘルスケア・メディカル、オートモーティブで、バーチャルからリアルな事業まで、一貫して社会に新たなDelightの創造・提供を届けていきます。
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■ シリコンスタジオ株式会社について
当社は、ゲームや映像制作スタジオ向けに加え、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けに3DCG技術等を提供する開発推進・支援事業と、クリエイター職の派遣・紹介に特化した人材事業の2つの事業を展開しております。企画、技術、人材、運営など、ゲーム企業が抱えるすべての課題をワンストップで解決できること、および、ゲーム業界で培った3DCG技術等を他業種にも展開できることが強みです。ポストエフェクトミドルウェア『YEBIS』、リアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi』、リアルタイムグローバルイルミネーション『Enlighten』といった、高度な技術をゲーム制作現場に提供するシリコンスタジオのミドルウェアは、これまでワールドワイドで数多くのAAAタイトルに採用されてきました。また、Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンを活用した非エンターテインメント領域における案件に対し、コンサルティングから企画、設計、開発、運用まで、ワンストップで対応できるスキルと体制を有しています。
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コンピューターグラフィックス(CG)は、無限の可能性を秘めています。
映像・エンターテインメント分野では表現の幅を拡げ、土木建築・自動車といった産業分野では、可視化やHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)などに活用されています。AI・ディープラーニングの分野においても、学習データとしての活用が進み、その成果が評価され始めています。また、5Gのような高速大容量で低遅延を実現するネットワーク環境やクラウドの活用は、ユーザーエクスペリエンス(UX)にさらなる変革をもたらすでしょう。
私たちシリコンスタジオは、自社開発による数々のミドルウェアを有し、CGの黎明期から今日に至るまでCG関連事業に取り組み、技術力、表現力、発想力の研鑽を積み重ねてきました。それら3つの力を高い次元で融合させ、CGが持つ可能性を最大限に発揮させられること、それが私たちの強みです。
Ideas × Art × Technology
私たちはCG業界をリードするソリューションプロバイダーとして、お客さまの課題解決はもちろん、付加価値のあるアウトプットの提供をお約束いたします。


※ 記載されている名称は各社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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