グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO :遠藤浩彰)は、40年以上に渡り裁縫ハサミを製造販売してきた貝印の共同プロジェクトとして、フランス国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head piece designer 日爪ノブキ氏と昨年に創業 100 周年を迎えた日本有数の帽子メーカー株式会社栗原 本社:大阪市、代表取締役社長:栗原亮 ) 代表取締役社長栗原亮氏を審査員として招き、今年2年目を迎える「 KAI Hat & Head piece Competition 2023 」のエントリー受付を開始したことをお知らせいたします。
■KAI Hat & Head-piece Competition URL: (リンク »)
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「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」 概要
・概要
グローバル刃物メーカーであり、縫製ハサミの開発・製造においても長年の歴史を誇る貝印が主催し、フランス国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head-piece designer日爪ノブキ氏を審査員にお招きし、「COME OUT OF YOUR SHELL」をテーマにした、帽子※のデザインコンテストを開催いたします。
ご応募いただいたデザインの中から優秀賞として複数作品を選定し、2023年8月10日「ハットの日」のイベントにて発表させていただきます。優秀賞受賞者には、貝印の縫製ハサミを贈呈させていただき、実際に制作いただきます。尚、優秀作品の制作に関しては、1作品につき最大2万円までの制作費用を負担いたします。制作いただいた作品は2023年11月8日「いい刃の日」に開催予定のイベント会場にて展示。さらに、最優秀賞を受賞された1名には、パリ・ファッションデザイン研修を贈呈いたします。
※帽子にはハットおよびヘッドピース全般を含みます
・募集テーマ:「COME OUT OF YOUR SHELL」
第一次審査通過後実際に帽子を制作いただきます。
・募集期間:2023年4月17日(月)11時00分~7月16日(日)23時59分まで
・応募方法: (リンク »)
・公式インスタグラム: (リンク »)
・スケジュール
デザイン応募期間 2023年4月17日(月)11時00分~7月16日(日)23時59分まで
書類審査 2023年7月17日(月)~19日(水)
優秀賞発表 2023年8月10日(木)貝印「ハットの日」
審査員とのトークイベントにて発表
帽子制作期間 2023年8月10日(木)~10月20日(金)
最終選考 2023年10月下旬
最優秀賞発表 2023年11月8日(水)貝印「いい刃の日」
イベントにて発表・展示
2024年春以降 パリ・ファッションデザイン研修
※コンテストスケジュールはやむを得ず変更する場合があります。
日爪ノブキ氏 プロフィール
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2004年に文化服装学院アパレルデザイン科を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアのデザイナーとしてコレクションを発表する。帰国後、国内外の舞台やミュージシャンの帽子・ヘッドピースを手がけ、同時にアーティスト活動として「NOBUKI HIZUME」を展開。2009年よりフランスに拠点を移し、数々のグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。
2019年、フランス国家最優秀職人章に認定。※フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:MOF)は、フランス文化の継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、日本の重要無形文化財(通称、人間国宝)認定制度に相当すると言われている。同年、帽子ブランド「HIZUME」をスタートさせる。
FW22、FW23のLOEWEのコレクションにおいては伝統的な帽子作りの技術を生かし洋服作りにも挑戦している。
日爪ノブキ氏 作品紹介
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HIZUME…2019年に自身の帽子ブランド“ HIZUME ” をスタートさせ、『最高の帽子デザイナーとは最高の帽子職人である』という彼独自の哲学を元に、HIZUMEブランドの有機的でかつ都会的な世界観をMOFに裏付けされる究極まで追及されたテクニックによって表現している。
HIZUME URL: (リンク »)
登壇者 プロフィール
【審査員】
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栗原 亮 氏
株式会社 栗原 代表取締役社長 栗原亮氏(くりはらとおる、1967年-)兵庫県出身。青山学院大学卒業後、大手アパレルメーカーのワールドに入社。その後、家業の栗原に入社し、「裏原宿」と呼ばれる地域にオープンした、カジュアルな帽子専門店「override」を成功させる。以降、直営店による多店舗展開を実現する。2003年、社長に就任。
縫製ハサミ 商品概要
縫製ハサミとは…裁ちばさみとも呼ばれ、厚手の生地や布を裁断に適した鋏です。一般のご家庭だけでなく、布地や生地を取り扱うプロの方にもご使用いただいています。
7280 ラシャ鋏 280MM
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商品特長
・刃は、切れ味と耐久性に優れた 「モリブデン・バナジウムステンレス鋼」を採用。
・独自の刃付けにより、繊細でスムーズな切れ味を再現。
・グリップは長時間の使用にも疲れにくいソフトエラストマー樹脂。
・鋏の要となるネジ部は、ゆるみが出ない特殊ネジを採用。
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貝印 縫製ハサミの歴史
貝印の縫製ハサミは1979年から製造を開始しており、その歴史は今年で43年目を迎えます。
1979年
2000SERIES発売。
国際見本市ケルンメッセに出展。
1982年
5000SERIES 生産、市場へ。
1994年
N5000SERIES 更新デザイン決定。
プロフェッショナル用商品として24種類のモデルを展開。
2003年
7000SERIES発売。
2003年のドイツIMB縫製工業見本市に出展。
▼N5000SERIES
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▼7000SERIES
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昨年の様子
【概要】
Hat & Head-piece designer日爪ノブキ氏を審査員、冨永愛さんをスペシャルサポーター、プロスケートボーダーの四十住さくらさんを特別審査員に招き110周年を記念して作られた貝印のコーポレートカラーでもある「Ocean Blue(オーシャンブルー)」をテーマにし、開催されました。
KAI Hat & Head-piece Competition サイトURL: (リンク »)
【最優秀賞】
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軍司隼輔さんの作品「spacescape(スペーススケープ)」】が選ばれました。
日爪氏よりコメント:
「今回、軍司隼輔さんの作品、spacescapeを最優秀賞に選ばせて頂いた決め手として、まず、彼のデザイン画はとても独自性があり、個性がありました。なのでこのデザインが実際の作品になった時にどのように表現されるのか、非常に楽しみでした。そして実際の作品を見た際、デザイン画を超える作品であったことに、彼のクリエイションのポテンシャルを高く感じ、最優秀賞に選びました。」
【冨永愛賞】
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竹村 舞子さんの作品『bel bul(ベルブルー)』が選ばれました。
冨永さんコメント:
「海の輝きを思わせるビーズが、シャンデリアのように揺れる美しい帽子ですね。土に戻る環境にやさしい素材で作られたブルーの本体も、深海の深みを思わせてくれて… 思わず被ってみたい!と思いました。サステナビリティ、デザイン、⾊、素材が融け合った、ブルーオーシャンというテーマにふさわしい作品です。」
【パリ・ファッションデザイン研修】
最優秀賞を受賞した軍司さんにはパリでのファッションデザイン研修が贈呈されました。日爪氏のアトリエをはじめ、パリ有数の美術館やブティック「Sandrine Bourg」、リヨンにある「ATELIER-MUSEE DU CHAPEAU」にも訪問しました。
軍司さんからは「研修旅行を終え、経験した様々な体験を思い返すと、初めての事で満たされた、とても貴重で、充実した期間だったと思い知らされます。景色や言語、料理から、考え方まで異なる文化に触れた事や、研修旅行を企画し、携わってくださった方との出会いによって、自分の中の考え方の幅を広げる事が出来たのと同時に、自分がどうなりたいのか見つめ直す大切な時間になりました。まさしく、五感全てに刺激を受けた体験でした。」とコメントをいただきました。
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日爪氏からのコメント
●応募者へのエール
先日、前回の最優秀賞を受賞された軍司さんとパリの地で色々なものを見ながら時間を共にさせて頂きました。その中で彼は多くの気付きや成長を獲得し、今後の彼の人生が大きく変わるきっかけとなったことでしょう。こんな貴重な経験をすることができたのは、彼が失敗を恐れることなく全力でこのコンテストに挑戦したからだと思います。皆様もこのチャンスを逃すことなく挑戦してみてください。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
●今回のテーマ「COME OUT OF YOUR SHELL」について
第一回目に『ブルーオーシャン』というテーマで幕を上げたこのコンテスト。それは正にクリエーターを志す皆様との『ブルーオーシャン』という大海原への船出。この大航海の次なるテーマは「COME OUT OF YOUR SHELL」という事で皆様の中にある光り輝くイメージを帽子と通して表現してください。素晴らしい作品との出会いをとても楽しみにしております。
日爪氏との縫製ハサミ共同開発について
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●本プロジェクトの目的
貝印がこれまで培ってきた技能と日爪氏の知見との共創により、長く使用続けられる“歴史を書き換える縫製ハサミ”を現在開発中。縫製ハサミの研究開発およびハサミ加工技術の向上を目指す。
●共同プロジェクト発足の背景
日爪氏との出会いは、 貝印広報誌「KAI FACT magazine」の取材。元々貝印の裁ち鋏を使っていただいていた日爪氏。取材の中でいいものを長く使うという点で、刃物がサステナビリティであることに共感していただいたことが始まりに。日爪氏のハサミに対する熱い想いや哲学と貝印の持つ技術力や常に高みを目指す姿勢が共鳴。切るという機能に加えて、切れ味や”味感”にもこだわり、日本人の持つ刃物に対する特別な思いや使い手目線で考えることを突き詰めれば、世界を圧巻できるハサミを作れるのではないか。世界で活躍している人が認めるものを具現化することで、最高峰のハサミを作りたいという夢が広がった。現在、長く使い続けられる縫製ハサミを開発中。
貝印株式会社
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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