学校法人 東京農業大学は2023年5月18日(木)、「東京農業大学 世田谷キャンパス整備 お披露目式」を開催し、2020年に完成した研究棟「農大サイエンスポート」と2023年4月に完成し、オープンしたばかりの「国際センター」の施設見学会を実施します。
世田谷キャンパスでは約10年にわたって、講義棟、図書館、事務棟、研究棟の整備を行ってきました。是非、今回新たに建設された東京農業大学の2施設を取材いただき、拡大する農学研究の勢いを感じてください。
■「農大サイエンスポート」について
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「農大サイエンスポート(NODAI Science Port)」は世田谷キャンパスの4学部15学科83研究室が集う、東京23区内最大級の教育研究施設です。「農大サイエンスポート」という建物名称は、農大精神の象徴でもある学歌から引用した「科学(Science)」に加え、人・教育・研究・情報などが「港(Port)」のように日々盛んに交流すること、学生が巣立つことや卒業生が戻ってくるようにとの想いを込めており、学部学科だけでなく研究分野の垣根を超えた更なるイノベーションを期待しています。世田谷キャンパスの8,000人以上の学生のうち、研究室に所属する3・4年生と大学院生の約4,000人が、この研究棟で過ごすことで、様々な分野の研究に没頭し、知識や意見の交換が積極的に行われています。
■「国際センター」について
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「国際センター」のコンセプトは、「東京農大の叡智を世界に発信する『NODAI FLAGSHIP』となる」です。東京農業大学の建学の精神「人物を畑に還す」を「人物を世界の畑に還す」に拡げて、国内外のグローバルリーダー育成の拠点を目指します。
1階には建学の祖・榎本武揚公由来の書、品を展示した「榎本ギャラリー」を配し、新たに「農大マルシェ」「サザコーヒー 東京農大店」が開店。2階は「榎本ホール」等のホールや会議室、礼拝室、そして3FにはVisiting Professor用のオフィス、校友会オフィスがあります。国際会議や国際学会を実施でき、World Café (英語で交流を楽しむEnglish Caféやアフリカについて知識を深めるAfrican Café)、留学フェアや留学生懇談会など、様々な国際イベントの会場として、本学の新たな学術交流・学生交流の拠点としての活用が期待されています。
今年8月3日には「国際センター開設記念シンポジウム」を開催する他、8月5~6日には第22回「食と農と環境を考える世界学生サミット」を開催し、世界21カ国・地域21大学の代表者30名が「国際センター」で東京農業大学生とともに持続的な地球社会の実現に向け若者ができることについて、熱く議論します。
■東京農業大学の国際化推進について
【海外協定校】世界32カ国・地域44大学(2023年5月現在)
【外国人留学生数】世界40カ国・地域 176名(2023年5月現在)
■食と農と環境を考える世界学生サミット(学生サミット)について
東京農業大学創立100周年を記念し、世界9カ国・地域の協定校から10名の代表学生を農大に招へいし、第1回学生サミットを2001年に開催した。それ以降コロナによる2020年の中止を除き、東京農業大学が中心となって海外協定校と連携し、毎年開催している。今年度は、東アジア(台湾、モンゴル)、東南アジア(インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア)、南アジア(スリランカ、インド、ネパール)、アフリカ(タンザニア、ケニア)、欧州(フランス、オランダ)、北米(アメリカ、カナダ)、南米(メキシコ)、オセアニア(オーストラリア)と、多様な地域からの参加が予定されている。
■「農大マルシェ」について
「国際センター」1階に5月8日にオープン。東京農業大学の学生ベンチャー「東京農大発 株式会社メルカード」が運営している。学生たちが農場で育てた新鮮な野菜や、「東京農大発 株式会社メルカード」の商品を販売する他、東京農業大学ゆかりの農産物やパンやスイーツなどの加工食品を取り揃える。
■「サザコーヒー 東京農大店」について
「国際センター」1階に5月10日にオープン。株式会社 サザコーヒーが経営するコロンビアの農場で栽培したコーヒーを味わえるだけでなく、北海道十勝地方の小麦を使用したパンやスイーツも提供される。株式会社 サザコーヒー代表取締役の鈴木 太郎社長は東京農業大学 農学部の卒業生。
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