猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAIを開発

動物のいたみ研究会

From: PR TIMES

2023-05-17 09:16



動物のいたみ研究会(代表:枝村一弥・日本大学)と株式会社Carelogy(本社:東京都中央区 代表取締役社長:崎岡豪)は、猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAI(CPD: Cat Pain Detector)を共同で開発しました。

猫は痛みを隠す傾向があることから、犬よりも疼痛を抱えていることに気づくことが難しいとされています。これまでに、猫の痛みを評価する様々な手法がありましたが、そのほとんどが動物病院のスタッフや飼い主の主観的評価によるもので、観察能力や訓練の度合いによって評価に差が生じてしまっていました。

そこで、動物のいたみ研究会は、株式会社Carelogyと共同で、痛みを抱えている猫は表情に変化が生じるということに着目し、猫の顔の表情をAIで分析することで、猫が「痛みを抱えている顔」をしているか否かを判別できるツールの開発を行いました。そして、この度、90%以上の精度で「猫が痛みを抱えている表情」をAIで判別できるアプリの開発に成功しました。

[画像: (リンク ») ]

CPDは、猫の顔の写真を撮影するか、過去に撮影した写真から選択してアップロードすることで、数秒以内に「痛みの表情」があるか否かを判別します。CPDは、動物のいたみ研究会公式ホームページ( (リンク ») )やFacebookだけでなく、株式会社Carelogy のホームページ( (リンク ») )からもアクセスすることができます。多くの飼い主の皆様に日常的に使って頂けるように、無料でかつシンプルなサービスになっています。本アプリをは、飼い主に猫が痛みを抱えている可能性に気づいてもらい、動物病院に行くきっかけとして活用いただけます。本アプリは、主に急性痛の検出を目的に開発されていますが、今後は慢性痛の検出を可能とする機能も搭載していく予定です。

動物のいたみ研究会は、2003年に公益財団法人動物臨床医学研究所(理事長:山根義久)の傘下に発足した研究団体で、「動物も痛みを感じており、それに気づいて解放してあげること」を重大な使命として、動物の「いたみ」に関する様々な普及および啓発活動を行っています。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]