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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、8チャネルのハイサイド・スイッチ「IPS8160HQ」および「IPS8160HQ-1」を発表しました。両製品は、小型QFN48Lパッケージで提供され、保護機能および診断機能を内蔵しています。
IPS8160HQおよびIPS8160HQ-1は、これらの特徴により、重負荷の駆動に使用されるPLCモジュールや自動販売機の単方向モータにおいて、省スペース化と信頼性向上に貢献します。また、ファクトリ・オートメーション機器のI/Oペリフェラルやコンピュータ数値制御(CNC)装置、片側をグランドに接続した抵抗性 / 容量性 / 誘導性負荷の制御に最適です。両製品ともに、オン抵抗(RDS(on))が低いため(Typ.160mOhm @ 25ºC)、電力損失の最小化に貢献します。
過負荷(OVL)保護および接合部の過熱(OVT)保護機能をチャネルごとに備えているため、回路の損傷を防ぎつつ、一時的なエラーによる中断を最小限に抑えます。過負荷状態のチャネルはオフされた後に自動的に再起動され、接合部温度とケース温度を安全なレベル以下に抑えつつ、過負荷でないチャネルは通常の動作を継続します。グランド断線時は、即座にオフされます。また、過電圧保護、減電圧ロックアウト(UVLO)、短絡保護、出力電流制限、および過熱フォルト・インジケータも備えています。
IPS8160HQの電流制限は、0.7Aにプリセットされており、IPS8160HQ-1の電流制限は1Aです。両製品ともに動作電圧範囲は10.5V~36Vで、プロセス・コントローラに関するIEC 61131-2や電磁両立性(EMC)、静電放電(ESD)耐性、電気的高速過渡(EFT / バースト)耐性、およびサージ耐性に関するIEC 61000規格といった産業機器向け国際規格への準拠に貢献する機能を備えています。
また、1Aの産業用負荷に接続できるSTM32 Nucleoボード用のデジタル出力拡張ボード「X-NUCLEO-OUT9A1」および「X-NUCLEO-OUT19A1」も提供されています。これにより、IPS8160HQとIPS8160HQ-1の駆動および診断機能を迅速に評価可能です。
IPS8160HQおよびIPS8160HQ-1は現在量産中で、QFN48Lパッケージ(8 x 6 x 0.9mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約4.02ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・コネクティビティの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラルの実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( (リンク ») )をご覧ください。
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