建築物のデジタルトランスフォーメーションを推進する空間データのリーディングカンパニーであるマーターポート株式会社(本社:東京都港区、執行役員 社長:蕭 敬和、以下Matterport)と、「七田(しちだ)」「天山(てんざん)」等の日本酒ブランドを展開する天山酒造株式会社(本社:佐賀県小城市、代表取締役社長:七田 謙介、以下 天山酒造)は、MatterportキャプチャーサービスおよびPro3カメラを駆使して撮影・編集を行い、酒蔵施設全般を細部に至るまで再現したデジタルツイン(※1)を構築しました。
(※1)物理空間(現実世界)に実在するものを、デジタル空間上で双子(ツイン)のようにリアルに再現し、モニタリングやシミュレーションを可能にしたもの。
天山酒造デジタルツイン公開ページ
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天山酒造の公式ウェブサイトからもご覧いただけます
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●創業約150年の「不易流行」の酒造りの精神をMatterportの最新技術が支援
1875年(明治8年)創業の天山酒造は、伝統の技を革新の発想で活かす「不易流行」の精神を重んじ、国の有形登録文化財に登録された蔵や設備に、国内外から最新技術や設備を取り入れ、創業以来の品質本位の酒造りを貫きながら、日本酒の革新に積極的に取り組んでいます。日本酒造組合中央会で需要開発委員長も務める六代目蔵元 七田謙介社長のもと世界に通用するスパークリング日本酒の開発や海外輸出を進め、世界各国の日本酒コンクールで例年多数の賞を獲得するなど国内外から高く評価され、世界市場における日本酒の普及に貢献しています。
その天山酒造において、このたび公開に至ったMatterportによるデジタルツインの特徴、および今後の運用面で期待されることは次の通りです。
1.酒蔵全般の俯瞰から細部に至るまでの高い再現性、卓越した没入感
(1)国内外に向けた酒蔵バーチャルツアー、クラフトマンシップの発信
酒蔵を立体的に俯瞰するドールハウス、平面図、ウォークスルーを公開。外観から内部まで実際に歩いているようにシームレスに動き回ることができ、没入感あるバーチャルツアーを国内外から常時お楽しみいただけます。「酒林(杉玉)」や「甑(こしき)」など随所に解説や動画が挿入され、クラフトマンシップの発信、理解醸成が期待できます。
(2)デジタル保存による歴史・文化継承のサポート
国の有形登録文化財に登録された蔵をはじめ、伝統的な酒造りの施設・設備のデジタルツイン作成により、再現性の高いかたちで日本酒文化の継承をサポートします。
(3)設備管理における活用、業務効率化によるコスト削減
高精度なMatterportのデジタルツインは、設備管理に活用できるのが最大の特徴です。例えば設備導入やメンテナンスの際に、社内外とデジタルツインを共有し、デジタルツイン上で空間の寸法の計測や、デジタル空間内に指示の書き込みを行うことで、コミュニケーションの迅速化・円滑化、出張費等のコスト削減が期待できます。また、製造設備のメンテナンス情報、保証書、ドキュメント、メーカー情報を3D空間内に添付することで、管理が容易になります。さらには、点群データを書き出し、設備メーカーにて搬入シミュレーション等を行うことができます。
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2.迅速な撮影、操作の簡便性
(1)酒蔵施設全般を約1日で撮影完了
Matterportキャプチャーサービス(Matterportによる撮影代行サービス)およびマーターポート株式会社の社員が共同で酒蔵をスキャン。機材は「Matterport Pro3」を使用。LiDARを搭載し、高精度・高速なスキャン、高精度なモデル生成、屋内外の広い空間のスキャンが可能な専用カメラで、約5,000平米の撮影は約1日で完了しました。機材もカメラ1台のみで工場の稼働を大きく妨げずに撮影可能です。撮影データはMatterportのクラウドサービスにて自動で合成され、デジタルツインとして閲覧できるようになります。
(2)誰でも、スマホからでも直感的に操作可能
デジタルツイン上で「測定モード」等を活用すれば、簡単に施設や設備を計測できます。ハイスペックなPCや専門知識は不要で、誰でも直感的に操作可能な簡便性を実現しています。天山酒造において、メモや動画などの追加・編集も簡単に行うことが可能です。
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●天山酒造株式会社 六代目蔵元 七田 謙介 代表取締役社長のコメント
海外出張の機会も多く、常に世界の動向や最新技術にアンテナを立てるよう心がけています。Matterportの存在を知り、欧米で普及している一方で日本ではこれからの技術であることから、先陣を切って導入したいと考えました。歴史と自然に恵まれた私どもの酒蔵を鮮明に再現したデジタルツインは、日本酒の魅力や世界観を瑞々しさとともに国内外に発信できる強力なコンテンツになると期待しています。今後は、海外も含む取引先との商談や設備管理においても活用し、成果を業界内にも広めていくなど、様々な可能性を追求したいと思います。
●マーターポート株式会社 執行役員 社長 蕭 敬和(しょう けいわ)のコメント
伝統の技を革新の発想で活かす酒造りと日本酒の普及に尽力され、日本酒業界をけん引する天山酒造様にご活用いただけることを光栄に思います。国内外に向けた日本酒の魅力の発信、文化財の保存はもちろん、設備管理等においてもMatterportをご活用いただくことで、日本の伝統産業をデジタルの力で支え、さらなる成長の一助となることができれば幸甚です。
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Matterportのテクノロジーは現在、主に不動産業・建築業・製造業・小売業・アパレル業・公共・大学で重用されており、不動産物件・モデルルームのオンライン内覧や、遠隔地を含む建設中物件の施工進捗管理、工場・プラントの施設管理、マーチャンダイジング管理や店舗教育、工場見学やキャンパス紹介などにも活用されています。日本国内では比叡山延暦寺、海外ではエジプトの遺跡などのデジタルツインの作成に用いられています。
Matterport(マーターポート)について
Matterportは、建築世界のデジタルトランスフォーメーションをリードしています。当社の画期的な空間データプラットフォームは、建物をデータ化し、空間の価値とアクセス性を高めます。177カ国以上の何百万もの建物が、Matterportのデジタルツインとして生まれ変わり、計画、建設、運用から、文書化、鑑定、マーケティングまで、建物のライフサイクルのあらゆる部分を改善しています。詳細は (リンク ») でご覧いただけます。また、デジタルツインのギャラリー (リンク ») もご覧いただけます。
マーターポート株式会社は米Matterport, Inc.の日本法人です。
(C)2023 Matterport, Inc. All rights reserved. Matterportは登録商標であり、MatterportのロゴはMatterport, Inc.の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。
<将来の見通しに関する記述>
本資料には、連邦証券法に規定される将来の見通しに関する記述が含まれています。これには、本経営統合の利点、Matterport, Inc. (以下「Matterport」)が提供するサービスおよびMatterportが事業を展開する市場、事業戦略、負債水準、業界環境、潜在的な成長機会、規制の影響およびMatterportの将来予測に関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は一般に、「確信する」、「推定する」、「期待する」、「予想する」、「見積もる」、「意図する」、「戦略」、「将来」、「予測」、「機会」、「計画」、「可能性がある」、「はずである」、「だろう」、「である」、「継続する」、「結果的にそうなるであろう」などの表現(これらの言葉や表現の否定形を含む)で識別されます。
将来の見通しに関する記述は、現在の期待や仮定に基づく将来の出来事に関する予測、予想、その他の記述であり、その結果、リスクや不確実な要因を伴います。この将来の見通しに関する記述に記載される実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、Matterportが競合する業界において、事業計画、予測、その他の期待を実現する能力、ならびに追加的な機会を特定し実現する能力などが含まれます。上述の要因はすべてを網羅するものではありません。前述の要因およびMatterportが米国証券取引委員会(SEC)に適宜提出する書類に記載されているその他のリスクや不確実性を慎重に検討する必要があります。これらの報告書には、将来の見通しに関する記述とは大きく異なる実際の出来事や結果を引き起こす可能性のある、その他の重要なリスクや不確実な要因が記載されています。将来の見通しに関する記述は、その記述がなされた日付時点でのものです。読者の皆様におかれましては、将来の見通しに関する記述を過度に依拠することないようご注意ください。Matterportは、新しい情報、将来の出来事、その他の結果にかかわらず、これらの将来の見通しに関する記述を更新または修正する義務を負うものではなく、また、法律で義務付けられている場合を除き、その意図もありませんことをご留意ください。Matterportは、その期待を達成することを保証するものではありません。
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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