シーベル本社跡地がセールスフォースのインキュベーションセンターに

藤本京子(編集部) 2006年10月11日 17時48分

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 米国サンフランシスコで開催中のイベント「Dreamforce '06」にて、オンデマンドプログラミング言語およびそのプラットフォームとなる「Apex」を発表したSalesforce.com。このApexでユーザーと開発者コミュニティにより広くアピールしようとするSalesforce.comが、Oracleに買収されたライバル企業Siebel Systemsの本社跡地にインキュベーションセンターを設立する。

 サンマテオが第一の拠点となるそのインキュベーションセンターの名は、「AppExchangeインキュベーター」。Apexを使ったアプリケーションの開発を行うベンチャー企業を中心に、オフィススペースはもちろん、技術インフラや製品開発、セールスおよびマーケティングのサポートなどを提供する。

Robinson氏 AppExchangeインキュベーターについて説明するPhill Robinson氏

 サンマテオのAppExchangeインキュベーターは、2007年第1四半期(2月〜4月)にオープンする予定。その後の計画としては、「バンガロール、シンガポール、そして日本にも同様の拠点を設置する」と、同社の最高執行責任者(COO)Phill Robinson氏は述べている。「まずは約100社のベンチャー企業を支援したい」(Robinson氏)

 同社が自らベンチャー企業に投資する予定はないが、ベンチャーキャピタルとベンチャー企業を結びつける場としても機能する。Robinson氏によると、AppExchangeでアプリケーションを公開した企業が、すでに数社のベンチャーキャピタルから投資を受けているという。「今回のイベントでも多くの投資家がこうしたベンチャー企業を発掘しようと多数参加しており、ベンチャー企業と投資家が出会うにはこうしたインキュベーションセンターが最適だ」とRobinson氏は言う。

 同氏は、ベンチャー企業がこうした施設を利用する利点について、「ベンチャー企業は、アプリケーションを開発しても販路の開拓などに苦労するケースが多い。ApexとAppExchangeを利用すればインフラや販路の開拓を気にすることなく、開発に注力できる。また、こうした施設を利用すれば横のつながりもでき、パートナー企業との連携も容易になる」と述べている。

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