セールスフォース・ドットコムは6月28日、オンデマンド型のパートナー関係管理(PRM)サービス「Salesforce Partner Edition(Partnerforce)」を発表した。2006年7月14日より提供を開始する。
Partnerforceは、セールスフォースのオンデマンドアプリケーション共有サービス「AppExchange」上のウェブ対応アプリケーションサービス「The Business Web」を用い、企業とそのパートナー(代理店)との関係を確立する。これにより、企業は代理店との情報共有を、オンデマンドで行えるようになる。
具体的には、営業情報やマーケティング情報などを代理店に提供するとともに、各代理店の営業状況を収集できる。セールスフォースでは「オンデマンドCRMサービスSalesforce導入による効果を、すべての代理店網に展開することが可能になる」としている。
Partnerforceはパートナーライフサイクル管理(PLM)機能を備え、代理店の募集、マーケティング、販売、効果測定といったパートナーライフサイクルの全局面をカバーする。また、商談登録および商談管理機能により、代理店同士の競合を排除できる。
Salesforceの主要アプリケーションを補完する位置付けのサービスであり、Salesforceの「Enterprise Edition」および「Unlimited Edition」の利用料金に加え、1パートナー当たり月額1万5750円(税込み、5ユーザー)で提供する。