セールスフォース・ドットコム、オンデマンドアプリケーション導入を加速する「Salesforce Sandbox」を発表

CNET Japan Staff

2005-12-14 07:02

 セールスフォース・ドットコムは12月13日、新しいサービス「Salesforce Sandbox」を発表した。Salesforce Sandboxは、オンデマンドアプリケーションのカスタマイズ、新規構築、展開のプロセスを効率化するため、稼動中のシステムをコピーし、企業全体で情報をオンデマンドで管理、共有するための仕組みを提供する。

 Salesforce Sandboxを使えば、ワンクリックでオンデマンド製品環境を作成、コピーできるため、ユーザーはこれをカスタマイズやインテグレーション、テスト、開発、トレーニングといった目的に使用することができる。

 たとえば、同社の「AppExchange」からインストールした新しいアプリケーションのテスト、新しいカスタマイズや機能の検証、インテグレーション用の開発環境の構築、従業員に対する安全なトレーニング環境の構築などが可能になる。

 この新オンラインサービスの主要な機能は、「Production Database Copy」(設定およびデータのコピー)、「Configuration-Only Salesforce Sandbox」(設定のみのコピー)、「Periodic Refresh」(手動による定期的な更新)など。

 Salesforce Sandboxは、Enterprise Editionの追加オプションとして利用できる。価格はProductionDatabase Copyが月額25ドル、Configuration-Only Salesforce Sandboxが月額18ドル。同社が第4四半期に発表予定の「Winter '06」の一部として提供される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]