オフショア開発を進めるブリッジ人材の育て方

第1回 オフショア開発今昔物語 - (page 3)

豊田貞光(産業能率大学総合研究所)

2013-04-03 08:30

 ブリッジSEとはプロジェクト成果物の橋渡しをするソフトウェア技術者を指します。ソフトウェア開発の専門性を有し、発注国、受注国側の言葉を使いこなし、プロジェクトの問題を解決する人達です。

 しかし、このブリッジSEはどのような能力が必要で、どうような経験を積めば育つのか、これまであまりはっきりしていませんでした。筆者らはこのブリッジSEを技術者のみならず、異国間の問題を解決する人材(ブリッジ人材)ととらえ、その謎のベールに包まれた能力、経験知を調査し、知見を見出すことにチャレンジしました。

 次回は、東アジアを中心に活躍する高業績ブリッジ人材の思考特性と経験知を紹介します。

豊田貞光
産業能率大学総合研究所 主席研究員
民間企業でマーケティング部門等に従事、89年産業能率大学総合研究所入職。知識創造理論、人的資源管理論を基盤にIT化と暗黙知共有モデル構築、中国オフショア開発プロジェクトの経営指導など実践。ITスキル標準(ITSS)のツール開発にもかかわる。研究論文の発表多数。資格等:ITコーディネータ、博士(知識科学) 。

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