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大和総研、オフショア開発にクライアント仮想化を導入

ZDNet Japan Staff

2011-05-09 17:01

 大和総研とシトリックス・システムズ・ジャパン(シトリックス)は5月9日、大和総研が中国におけるオフショア開発において、シトリックスのクライアント仮想化ソリューションを導入したと発表した。

 同ソリューションは、デスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化を組み合わせた「ハイブリッド構成」によるもので、低帯域ネットワーク環境でもレスポンスに優れ、高いセキュリティを確保したオフショア開発環境を実現しているという。

 大和総研によるシトリックスのクライアント仮想化ソリューションの導入検討は、2010年7月に開始された。導入先として中国のオフショア開発環境を選んだのは、ブロードバンドネットワークが十分に普及していない環境下でのクライアント仮想化ソリューションの性能や安全性を確認することで、国内や他の海外拠点においても有効であることが示せると考えたため。また、重い負荷のかかる開発系でも操作性に問題がなければ、どのアプリケーションでもユーザーの使用感を損ねずに活用可能と判断できるためという。

 検証は、大和総研によって、他社のクライアント仮想化ソリューションや「Citrix XenDesktop」に含まれるアプリケーション仮想化機能である「Citrix XenApp」を中心に実施された。シトリックスのソリューションを採用するにあたっては、独自の通信プロトコルである「Citrix ICA(Independent Computing Architecture)」を核とする「Citrix HDX(High Definition eXperience)テクノロジ」によって、低帯域でもストレスなく、パフォーマンスに優れた仮想化ソリューションが構築できることに加え、ICA専用のゲートウェイソフトウェアを用いたSSLによる通信経路の暗号化の有効性が実証されたことが、評価されたという。

 今回、大和総研は、オフショア開発を行うクライアント約800台が稼働する環境にデスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化によるクライアント仮想化ソリューションを導入した。大和総研の中国開発拠点で1月より導入をはじめ、3月末に計800台の仮想クライアント環境が本格的に稼働を開始している。また、国内の大和総研各拠点やニアショア開発拠点、アジアを中心とした他の海外開発拠点を対象に計4000台規模でクライアント仮想化ソリューションの全社展開を図っていく計画だ。

 今後、大和総研は開発したソリューションをシステム開発者に限定することなく、大和証券グループ向けにもビジネスツールとして提案するとともに、国内外への展開も計画していくとしている。

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