ストレージソリューションを手がけるSanDiskは米国時間9月2日、オープンソースのソフトウェア定義ストレージ分野におけるリーダー的存在であるNexenta Systemsとの協力を発表した。SanDiskはオープンソース技術とストレージの統合に注力しており、自社のオールフラッシュストレージ「InfiniFlash IF100」とNexentaの「NexentaStor」を組み合わせることで、その統合を加速させる考えだ。
両社の製品を組み合わせたこの新しいオールフラッシュストレージによって、増えつつあるビッグデータという難問に取り組んでいるデータセンター向けに、機能一式を備えた高性能のシステムが提供される。ソフトウェアとハードウェアを一体化したこの製品は、64テラバイトから2ペタバイトまでのスケーラビリティを有している。
この製品は、仮想化をはじめとして、ビッグデータのアナリティクスやデータウェアハウス、ダイナミックモデリングといった、幅広い配備シナリオとワークロードのサポートを目的として設計されている。
Linux上で動作するこのストレージソリューションは、OracleのZFSをベースにしており、統合されたブロックサービス(FCとiSCSI)と統合されたファイルサービス(NFSとSMB)により、スケーラビリティの高いものとなっている。
このオールフラッシュアーキテクチャは、Dellの「PowerEdge R730」やSupermicroの「SuperServer」での利用が実証済み。特定のチャネルパートナーを通じて提供される予定だ。パッケージのカタログ価格は、永続的なソフトウェアライセンス料金や、コントローラ、InfiniFlash、3年間のサポート、インストールを含んでおり、コンフィギュレーションと容量のニーズに基づいて決定され、1Gバイト(Raw)あたり1.5ドルからとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。