2017年11月、日本マイクロソフトは、開発者の創造性を支援するコミュニティスペース「Azure Antenna」(アジュール アンテナ)を渋谷ヒカリエにオープンした。
マイクロソフトのクラウドサービスAzureのワークショップやハンズオンを多数開催する。また、HoloLens、Surface Studio、Surface Hubといった最新のデバイスも完備しており、実際に触りながらアプリケーション開発も体験できる。さらに、平日午前中には、Azure利用の無料相談窓口を開設するほか、コミュニティミーティングや、開発者が集まって作業するモクモク会などにも利用して欲しいとしている。
早速、11月28日のグランドオープンに合わせて、「Pythonを使ってAzureのサーバレスアプリケーション開発体験」「クラウドでHPC ~ HPC環境の構築から、アプリケーションの実行まで」と題したワークショップが開催された。
この記事では、AzureAntennaの雰囲気などをお伝えすると共に、初日に開催されたワークショップ「Pythonを使ってAzureのサーバレスアプリケーション開発体験」の模様をレポートする。
渋谷ヒカリエのイベントスペースに常設
再開発が進められる渋谷駅とその周辺で、新しい複合商業施設として多くの人々を引き付けている渋谷ヒカリエ。デジタルテクノロジーを活用する人たちが集まるコミュニティスペースというより、遊びやデートにピッタリなエリアという印象ではないだろうか。一方で、渋谷は、多くのネット企業が集中するエリアでもある。アクセスも容易で、多く人々が集まるイベントスペースとしては、最適の立地だろう。
元々、「Azure Antenna」のある渋谷ヒカリエの8階は、イベントやギャラリーとして利用できるクリエイティブスペース「8/」となっている。メンバー制のコワーキングスペース「Creative Lounge MOV」がその一角を占める。
「Azure Antenna」は、このコワーキングスペース「Creative Lounge MOV」のエントランスにある。
ただ8階へ上がるのは、少しややこしい。渋谷ヒカリエのエレベータによっては、8階へ直通していないので、7階でエレベータを乗り換えるかエスカレータを利用する必要がある。エスカレータも7階で場所が変わるので、ちょっと覚えておくと良いだろう。
コンパクトながらも充実のスペース
さて、「Azure Antenna」は、8席というコンパクトなコミュニティスペースだ。設備も充実しており、WiFiに電源コンセントはもちろん、タッチ操作が可能な大きな液晶ディスプレイ(もちろん、Surface Hub)も用意されている。持ち込みのノートPCがない場合に備えて、Surfaceも数台用意されており、コミュニティの小規模なミーティングやもくもく会には十分なサイズだろう。とはいえ、会場のキャパシティが決して大きくないので、「Azure Antenna」で気になるイベントがあったら、早めに申し込むのがお勧めだ。
ちなみに、「Azure Antenna」のスケジュールの確認やワークショップの参加申し込みなどは、エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム「Connpass」で行うようになっている。
「Connpass」では、他にも、多くのエンジニア向け勉強会やもくもく会といったイベントを紹介している。興味のあるカテゴリがないかチェックしてみると良いだろう。TwitterやFacebookのアカウントから簡単にログイン連携できるので、気軽にメンバーになっておくと、スケジュールも発見しやすくなるはずだ。
セミナーの様子