豊富なラインアップに加え
性能・実績・サポート力を有するDell EMC
ビッグデータ分析基盤の要件は、ユーザーの企業規模、分析データ量、分析の内容などにより大きく異なる。MapR Converged Data Platformの基礎となっているファイルシステム(MapRファイルシステム)は、サーバに搭載したディスクを用いたソフトウェアデファインドストレージ(SDS)で、機能・性能はもちろんコストパフォーマンスやスケーラビリティにも秀でている。
Dell EMC
エンタープライズ・プロダクトセールス本部
ストレージ アーキテクト
一丸 太作氏
「基幹系はTCOを考慮するのに対し、データ分析系ではROIが重要で、『良いけど高いもの』は導入しづらいのです。例えばマネタイズのためのシステムに2億円を投資するとして、効果が1億円だとなれば誰も手を出しません。効果に見合う費用とするためにも、SDSであることは重要なのです。その一方、ビッグデータ分析においてはテキストのみならず画像や動画などが対象となるケースも増えてきましたが、全てSDSでこれらを格納するとなればサーバ台数が増えすぎ、フットプリントの問題も出てきます。設置スペースを削減するには、外部ストレージを組み合わせることも重要です。Dell EMCはストレージのラインアップも豊富なので、そのような要件にも対応できます」とDell EMC エンタープライズ・プロダクトセールス本部 ストレージ アーキテクトの一丸太作氏は言う。
Dell EMCは、Elastic Data Platformのみならず、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載可能な豊富なサーバ/ストレージ製品ラインアップを持ち、Hadoop/Spark向けデータプラットフォームのみならずシステムニーズにあわせて幅広い要件に対応することが可能だ。
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「Dell EMCとしては、例えばミッドレンジのストレージをみても、優れたパフォーマンスに加え、性能や冗長性も高いDell EMC SCシリーズ ストレージを中心に多彩なラインアップを揃え、実績もナンバーワンです。我々Dell EMCの価値は、性能・実績・サポート力。サポートに関しても、海外に進出している日本企業について、進出先の現地拠点も含めて日本のDell EMCが一つのサポート窓口で一括対応できます」(堀田氏)
そして両社のソリューションを組み合わせることにより、より多彩な要件に対応した提案が可能になる。一丸氏は以下のように説明する。
図:Dell EMC SCシリーズ ストレージの特長 -データ管理体系-
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「Dell EMCのSCシリーズでは、仮想化ストレージ機能によるシングルプール、シンプロビジョニングにより、『後出しジャンケン』のように動的に容量や構成を増設・変更すること、ストレージ側のみ冗長性を高めるといったことも可能です。また、MapRファイルシステムはパフォーマンスが良くSSD不要とも言われますが、当社は洗練されたストレージ階層化技術とグローバルの販売ボリュームをもとに、業界最安クラスとも言われる価格でSSDを搭載したストレージを提供することが可能です。これによりユーザーの利用障壁を下げ、さらに処理を高速化することができます。現在、製造業などではデータレイク構想でもデータを溜めるフェーズである事がほとんどですが、そのような場合でもSCシリーズの階層化機能を使用する事により、分析するデータ領域と溜めるデータ領域を透過的に使用し、性能と容量単価の両立をさせる事が容易になります。」
業界リーダーのDell EMCとMapRの組み合わせは、ビッグデータ活用を検討する日本のユーザーにとって有力な選択肢の一つになりそうだ。