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プロセッサを作っている会社にしか作れないミッションクリティカルなマシン、それがSPARC M10

ミッションクリティカル、そしてビッグデータのために開発されたサーバ

--昨年のOracle OpenWorldで発表されてから1年、さらに昨年末の出荷開始から約8カ月が経過したSPARC M10ですが、市場やユーザーからの反応はどうでしょうか。

野田氏:金融や製造業を中心に、世界中のお客様から大変高い評価をいただいています。とくに、旧Sun製品や大量のサーバを抱えていたお客様が仮想統合に向かう動きが現在顕著なのですが、そうしたトレンドにもちょうど合っていたようです。また、SPARC M10のお客様は従来から「信頼性とパフォーマンスをトレードオフしたくない」という要望が強いのですが、こうしたニーズにも応えることができていると自負しています。

--SPARC M10になってから新たに拡がった業界などはありますか。

野田氏:HPC(High Performance Computing)や金融工学のシミュレーションを行う組織などにも導入されています。時代的な背景なのかもしれませんが、ビッグデータを扱う業務での利用が増えていると感じています。

--仮想統合を指向するユーザーが増えているというお話でしたが、具体的には旧バージョンのOracle Solarisやその上で動いていた古いアプリケーションを統合するというイメージでしょうか。

野田氏:コンピューティングの歴史は分散と統合の繰り返しとはよく言われますが、現在はたしかに統合のフェーズに入っていると言えます。世界のあちこちに分散した情報を1カ所に統合したいというニーズは現在非常に強いものがある。しかし、その統合への動きは一時代前の統合とは明らかに質が違います。今のICTを牽引するビッグデータという流れは、ただのブームではなく、「データを1カ所に集めて、分析を行いたい。そのためのDWHやBIといった環境を整えたい」という強いニーズを生み出しています。お客様は古いマシンを単に統合したいだけでなく、まとめた情報を使ってビジネスに活かしたいのです。SPARC M10はデータベースのパフォーマンスを最大限引き出せるマシンですから、M10上に集約されたデータを使って分析するところまで、お客様のニーズに十分に応えることができます。

--SPARC M10がデータベース統合やビッグデータ分析に向いているとされる理由は?

野田氏:SPARC M10はもともと、「データベースを速く動かすにはデータをプロセッサの近くに置いたほうがいい。むしろ、プロセッサ上にそもそもデータベース処理機能を搭載したほうがいいのでは」という考え方(Software on Chip)をベースに設計されました。独自の水冷技術も加わり、1つのプロセッサに16枚のDIMM(メモリ)を直結することで、メモリアクセス性能も飛躍的に高くなっています。これはプロセッサ(SPARC64 X)から作っているベンダーにしか開発できないと言っていいでしょう。

もうひとつ、SPARC M10を語る上で欠かせない機構がDynamic Scalingを可能にするBuilding Block(ビルディングブロック)という考え方です。最初から大規模なスケールで移行や導入を図るのではなく、コストや作業負荷、データ量などを考慮しながら「小さく入れて、大きく育てる」ことを望んでいるお客様は少なくありません。そうしたお客様の要望に応えるために、「M10-4S」では、ビジネスの拡大に応じてスケールアップ(CPUの数を増やす)とスケールアウト(台数を増やす)を行うことができます。1ラックに8台、最大構成で16台まで直結できるので、64CPU/1024コアまで拡張でき、メモリはサーバとして世界最大のメモリ容量を搭載できます。


※クリックすると拡大画像が見られます

--SPARC M10-4Sは4CPU搭載の4Uラックマウントですが、設計当初は6Uだったものを野田さんが「4Uで行く」と強力に推し進めたそうですが。

野田氏:そんな話、誰から聞いたんですか(笑)。ただ、お客様のところで稼働するマシンということを考えた場合、6Uより4Uのほうがベターだと思ったのは事実です。最初はSPARC M10-4Sを1台だけ購入し、開発機として利用していたお客様が、そのまま拡張して運用機にしたいと思ったとき、その転換が容易にできるようにしなければならない。ハードウェアは作って終わりではなく、お客様のところで稼働して、初めて価値を生み出すものですから。

--SPARCはユーザーの下で進化するマシン、というわけですか。

野田氏:そうです。お客様の下で進化し、そのフィードバックを次の開発に活かしていく。富士通のUNIXサーバはこれまでもこれからもそうやって進化していくハードウェアでありたいと思っています。

次ページ:SPARC M10の差異化要因はグローバルでも訴求する
提供:富士通株式会社
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