データ分析が「リアルタイム」になると何が変わるのか
HP Verticaによって「リアルタイム性の高い分析処理」が実現すると、これまでパフォーマンス上の問題で難しいとされていた、さまざまな形での「ビッグデータ活用」が可能になる。いくつか例を見てみよう。
例えば、販売店舗のチェーン展開を行っている企業であれば、これまで「週次」あるいは「日次」レベルでの集計が現実的だった「売上実績」を、ほぼリアルタイムに把握できるようになる。1日の営業時間の中で「今、どの地域や店舗で、どんな商品が売れているのか」「夕方には、どの店舗でどの商品が欠品しそうか」といったことが即座に見えるようになるわけだ。こうした分析結果を活用することで、ロジスティックスの効率化や機会損失の削減に向けた対策を、より迅速に打てるようになる。
また、実際にHPのWebストアでは、Verticaを使ったクリックストリーミング分析によるサイトの継続的な改良を行っているという。「どんなユーザーが、どのような経路でサイトにやってきたか」「どの商品を見て、実際に買ったか、買わなかったか」といった大量のログデータを、日次単位で集計し、その結果に基づく改善案を、翌日にはサイトに反映しているという。
さらに、顧客であるユーザーの行動を、より「リアルタイム」に察知して機敏に反応することがビジネスに直結する「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」や「ソーシャルゲーム」の業界でも、Verticaは広く採用されている。Twitterをはじめとした著名なSNSに加え、ネット上での選挙活動においても、Verticaによる分析が行われていたという。また、国内ではモバイルインターネットサービスを手がける「ディー・エヌ・エー」が、Verticaを用いたユーザー行動の分析結果を、サービスの運営や改善に活用しているという。
Vertica導入企業の生の声を聴けるイベントを開催
「Vertica」の性能や使い勝手に関心がある担当者は、すぐに同製品を試してみることができる。HPでは「Vertica Community Edition」(最大3ノード、データ1Tバイトまでの制限付き試用版)を提供している。日本語のインストールガイドも用意されており、既存のデータを使って、ちょっと実際のパフォーマンスを試してみるといったことも可能だ。より大規模なデータを使ったテストを行いたい場合には、日本HPからの支援も受けられる。
また、日本HPでは、2015年2月18日に東京港区の「ザ・プリンス パークタワー東京」において「TAWビッグデータ分科会-HP Verticaユーザーフォーラム」と銘打ったイベントを開催する。このイベントでは、国内3社のユーザー講演が予定されており、前出のディー・エヌ-・エーにおける事例が発表される。4ペタバイトを越える巨大なHadoopクラスタを構築して分析を行っていた同社が、Verticaの導入を決定した経緯などが披露される予定だ。そのほか、海外での導入例なども紹介される。自社のデータ分析環境に課題を感じている担当者は、ぜひ足を運んでみてほしい。きっと解決のためのヒントが得られるはずだ。