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プロフェッショナルが語る、これからのストレージ②
DX時代のデータ活用を支える「階層型データ基盤」とは?

DX時代を勝ち抜くためにはデータ活用が不可欠だ。しかし増加の一途をたどる多様なデータをどうマネジメントするかという戦略が立てられないままでは、自社の優位につながるビジネス価値を生み出すことはできない。データマネジメントを安全かつ効率的にする方法として「階層型データ基盤」が最近注目されている。高パフォーマンスと高拡張性を両立させたストレージ戦略について、日本IBMの竹田 千恵氏に話を聞いた。
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部 テクニカルセールス
ハイブリッドクラウド & AI システムズセンター 部長
竹田 千恵 氏

 データ分析、活用の重要性はいわずもがなだが、日々の効率的な分析には、増加の一途をたどる多様なデータをうまく整理していく必要がある。データマネジメント戦略を進めるうえで、最近クラウドからテープ媒体をも含めた「階層型データ基盤の構築」が注目されている。

 階層型データ基盤では、データの利用頻度や用途に合わせ、それぞれ役割の異なるストレージ製品を階層的に配置しているため大量データを効率的に蓄積できるとともに、データを「貯める」「整える」「業務へ適用する」というプロセスをトータルで支える。

 「貯めるという段階では、閲覧および利用頻度の低いデータを自動的に判断してアーカイブし、テープメディアなどの記録媒体に保存していく。一方、頻度が高いデータは、フラッシュストレージやオブジェクトストレージなどで、安全かつ高速にデータを利用できるようにする、あるいはクラウド上のストレージサービスにデータを格納していつでもどこからでも安全にアクセスできるようにする。また業務への適用フェーズでは、IBM Watson Machine Learning(ML) Accelerator のほか、Spark MLやSplunk、TensorFlow、Cloudera、Hortonworks、SAS Gridなど、OSS(オープンソース・ソフトウェア)やサード・パーティー製品を含めたAIやアナリティクスの多彩なツール群を活用することが可能です」と語るのは、日本IBMの竹田千恵氏だ。

 ここに挙げたテープメディア、フラッシュストレージやオブジェクトストレージ、クラウド上のストレージサービスそれぞれが、階層型データ基盤における階層であり、これらは、互いに連携しやすい高い接続性を持ちつつ、より低いコストで蓄積できるように短時間で圧縮、暗号化ができる。

 「階層型データ基盤にはデータ活用の機動性を高く維持しておく役割があると同時に、低コストでの運用も意識しなくてはなりません。データを蓄える、というフェーズは、単に本番データを蓄積していればよいわけではありません。必ずバックアップをとる必要がありますし、さらに災害対策(DR)サイトに別のコピーデータを保持しておくことも必要になります。本番データが1ペタバイトあるとすると、バックアップやDRサイト用のデータも合わせれば、3ペタバイト近いデータをマネジメントしながら、どんなデータ分析を実施するかを考えて、ITインフラの構築を考える必要があります」(竹田氏)

 階層型データ基盤は、データ活用の「使い勝手」「迅速さ」と「運用コストの低さ」を同時に実現する、最良の方法であると言えるだろう。そして階層型データ基盤のような、役割の違うソフトウェア、ハードウェアを統合させたソリューションを賢く利用するためには、テープメディア、フラッシュストレージやオブジェクトストレージ、クラウド上のストレージサービスといった各階層のベースとなる機能が、エントリーモデルから、ミドル、ハイエンドに至るまで一貫して利用でき、スケールアップしたのちも、滞りなく活用できることが条件となる。

 これに対して竹田氏は、「IBM製品なら、まさに各クラスで一貫した機能活用が可能で、お客様の成長に合わせた階層型データ基盤を構築することができます」と話す。

 「例えばクラウド型の非構造化データ・ストレージである『IBM Cloud Object Storage』では、1つのファイルを格納するだけで自動的に分散して保管するため、インフラチームの運用負荷軽減にも期待ができます。それから『IBM Spectrum Scale』というSDS(Software Defined Storage)を活用することで、分析が終わったデータを高速なI/O性能をもつフラッシュストレージから低速・大容量のHDDへ自動で移動するなど、コスト効率のよいデータ保管を実現します。IBM Spectrum Scaleをデータ処理層として、そしてIBM Cloud Object Storageをデータ保管層として活用すれば、各拠点で生成されたデータで共有するものは処理層から保管層に書き出し、保管層から必要なデータは処理層に読み出し利用するという理想的なサイクルを構築できます」(竹田氏)

 もちろんIBM Cloud Object StorageやIBM Spectrum Scale以外にも階層型データ基盤を構築するのに必要な製品群やテクノロジーをIBMではすべて提供しており、これらはエントリー、ミドル、ハイエンドというクラス別の継続性、拡張性においていづれも高いレベルにある。

 日本IBMでは、こうした階層型データ基盤についてさらに理解を深めることのできるウェビナーを用意している。今回あまり紹介できなかった、具体的な製品群の活用方法、機能紹介なども分かりやすく説明されている。またそれだけでなく「これからのデータ活用のあるべき姿」といった大きなテーマでの解説動画も用意しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
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