クラウドが「当たり前」の今、改めて企業が知っておきたいクラウドセキュリティ(後編) クラウドサービスに求められるセキュリティとは?国内初の認証制度「CSマーク」とその活用

クラウドセキュリティの推進には事業者、ユーザー一丸の取り組みが重要に

-これまでにお話しいただいたような取り組みを通じて、今後特にユーザーに対して訴えたい「ニフティクラウド」の優位性をお聞かせ下さい。

監物氏

 エンタープライズのクラウド導入では、オンプレミスからクラウドへ既存のシステムを集約していくという流れが続くという話を冒頭でしましたが、中でも特にニーズが高いのがVMware vSphereベースの仮想マシンをクラウド上に移行させたいというケースだと思っています。

 ニフティクラウドでは、これまでもVMwareとのパートナーシップに基づいて日本で唯一の「vCloud Air」(ニフティクラウドDRサービス with VMware vCloud Air Technology)の提供事業者として、同社のテクノロジを用いたサービスを展開してきましたが、この分野には、今後さらに注力していきます。例えば、現在ではvSphereだけでなく「VMware NSX」による仮想ネットワーク環境にも対応し、非常に容易かつセキュアにハイブリッドクラウドを構築運用できる環境を整えていますので、ぜひ活用を検討していただきたいと思っています。

河野氏

 プラットフォーム(IaaS)部分において十分なセキュリティが確保できているという点については「CSマーク」が担保していますので、エンドユーザーやパートナーが選択する際の指針としてほしいですね。

 ニフティはJASAの設立時からリーダーシップをとって「クラウドセキュリティ」に対する業界的な取り組みを推進されてきました。そうした取り組みがあったからこそ、例えばクララオンラインと共同で、中国でのクラウド事業にも乗り出し、海外勢のサービスとも戦えるだけのベースを作ってこられたのだと思います。

監物氏

 クラウドに限らず、IT分野において「セキュリティ」のレベルを高めていくための取り組みは1社のCSPだけでは到底進められないものだと感じています。さまざまな取り組みを通じて、業界としてのレベルを高めるとともに、エンドユーザーのみなさんにもより多く関心を持ってもらい、国内のITビジネス、サービスの向上に寄与していきたいと思っています。

-ありがとうございました。

提供:ニフティ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2016年12月31日
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