3月11日(金)に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」により被災された皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。
同時に、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
3月11日(金)に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」に伴い、ニフティでは、被災された方に向けて有益な情報発信を行っている企業、自治体、大学を対象に、『ニフティクラウド』又は、簡単にホームページ・メールを開始できる『ニフティクラウドベーシックホスティング』を情報発信用の基盤サービスとして無償で提供しています
詳細は、下記の通りです。
東北地方太平洋沖地震で被災された方々に向けた情報発信を行う企業・自治体・大学・団体向けに『ニフティクラウド』を無償提供
「自宅オフィスからブラウザを立ち上げて、いつでもサーバを立てられる環境は整えている」と話すのは、普段はインフラ担当エンジニアとして働くA氏だ。使えそうなクラウドはほとんど使ってみた、というA氏にニフティクラウドについて聞いた。
「Amazon EC2やRackspace Cloud、ニフティクラウドなど、各社のクラウドをリリース当初から使い続けており、さくらVPSも5台ほど契約している」というA氏。仕事上の関係で本名を明かせないが、A氏は現在、大規模データセンタのインフラ担当部門で働いているエンジニアだ。前職はアプリケーション開発で、今でも自宅オフィスでプログラムを書いているという。
A氏がクラウドを使い始めたのは、API経由で簡単にサーバをつくれるからだった。「インフラやサーバを知らない人も、得意なプログラムでサーバをつくれるクラウドのメリットは大きかった」と当時を振り返る。同氏にとっては、root権限をもらえるサーバをAPI経由でつくったり消したりできるクラウドは魅力的だった。「電源を気にしたり、グローバルIPをNATしたりと、自社サーバでやっていた面倒なことを丸ごと外に出せるのは実に革新的だった」と話す。
そんなA氏がニフティクラウドを使い始めた理由はAPIがついていたからだった。「AmazonやRackspaceを使っているのは、価格は高いけれどもAPIがついているから。さくらVPSを使っているのは、APIはないけれど格安だから。その中間くらいにいるのがニフティクラウドだった」とA氏。「プログラマ的な感覚で言えば、APIのない国内クラウドは使い物にならない」と言い切る。
ただ、APIに言及する国内ユーザはまだ少ない。ニフティクラウドについては、多くのユーザが評価するのは、APIよりもむしろ「時間課金」の方だ。「初期費用がなく、使いたいときに使える」というクラウドの特徴を体現しているからだ。
A氏にニフティクラウドの第一印象を尋ねてみた。「ファーストインプレッションは、めちゃくちゃ速いということ。他のクラウドサービスを利用した経験がある人にとって、ニフティクラウドの速さは異様だ」と話す。同氏によれば、ほんとうにインターネット越しにあるサーバなのかと疑うほど速いという。
ニフティクラウドが速いのは、おそらくネットワークがデータセンタの契約ではなく、ISPの契約であるためだと考えられる。A氏は「レイテンシは2ミリ秒ぐらいで、社内サーバーよりも速い」と笑う。ネットワークの速さはWindowsサーバーでとくに顕著になり、
「リモートデスクトップの環境はまるでサーバーが隣にあるような感覚」
だという。
ただ、他のクラウドを知らない人は比較基準を持たないため、残念ながらこの速さを体感することができない。「ニフティクラウドの速さを分かる人なら、この速さを活かして何かをしたいと考えるはず」と同氏は話す。
また、開発者にとってはストレスなくコンソールに接続でき、書いたコードをすぐにアップロードできるといったメリットもある。コードをプッシュし、デプロイされるまでの間隔が小さいため、おのずと開発スピードは上がるだろう。同氏は「Amazonではあまり感じなかったのだが、Rackspaceはサーバへの遠さが気になった。既成のアプリケーションをアップロードするぐらいならいいが、Rackspaceは開発環境として使うにはイマイチ」と話す。