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クラウド事業者選択の鍵、それは"エコシステム"だ! - (page 2)

ZDNET Japan Ad Special

2014-05-30 17:00

クラウドサービスを選ぶコツ - エコシステムの重要性

 「あのさ、オオクボくんって前の会社で何やってたの?」 - リプレース案をナカタニ部長と常務に提出し、クラウドのメリットをひと通り説明したあと、カワシマはオオクボを飲みに誘い、前から気になっていた疑問を切り出してみた。オオクボはとくに隠すふうでもなく、ある有名なハードウェアベンダの名前を挙げ、そこの子会社のコンサルをしていたとさらりと答えた。「え、じゃあなんでウチみたいな製造業の、それも営業に来たわけ?」「お客さんの立場でITの世界を見なおしてみたかったんです。箱モノだけの商売に行き詰まりを感じていて、クラウドの可能性に目覚めたこともあります。営業に向いていないのはわかっていたんですが、製造業の営業は、日本のITの現状を知るためにも一度は経験しておいたほうがいいと思って。すぐ追い出されちゃいましたけど、結果的にはカワシマさんと仕事ができたのでよかったです」 - カワシマはグラスのビールをぐっと飲み干した。コイツ、もしかしてオレが考えていたよりずっとスゴい奴なのかもしれない。少なくともオレはこんなに真剣にITに取り組もうと思ったことはない…。空になったグラスに手酌でビールを注いでいると、「あ、すいません。気が付かなくて…こういうところも営業に向いていないんですよね」と申し訳なさそうにオオクボがつぶやいた。いいよいいよ、そんなこと気付かなくて。キミにはもっと向いていることがあるんだから。

 「今回はニフティクラウドを選んだんだけど、クラウドの世界ってそれぞれのベンダに周りにいろんな企業や人がいておもしろいね。ユーザ同士の勉強会も盛んだし、クラウドに強いSIerも増えているみたいだし。オレも今度、ニフティが開催する勉強会に参加しようと思ってる」、少しだけ酔いが回ったせいもあり、カワシマは楽しそうに語り始めた。「そういうのエコシステムって言うんだっけ。勉強会でもいろんな人が集まるらしいから、今までよりも世界が広がりそうでちょっとたのしみなんだ」「そうですね。同じインフラを使っている人や企業なら、自然と協業もしやすくなります。あたらしいビジネスが生まれる可能性も増えてくるでしょうね。そういう意味でクラウドはエコシステムが拡大しやすいソリューションだと言えます。もっと言えば、サービスメニューだけ見てクラウド事業者を決めるのは視野が狭いと言えるでしょうね。その周りにどんなエコシステムが構築されているかはけっこう重要な視点だと思います」- カワシマは飲むと上機嫌で饒舌になるタイプだが、オオクボは飲むと説教臭くなるらしい。口調も一段とコンサルっぽくなってきた気がする。それにしてもサービスメニューだけ見て決めるなって言われても、今回はサービスだけ見て決めちゃったよ…先に言ってほしかったな。

 「大丈夫。ニフティクラウドはエコシステムが拡大しつつある事業者です。クラウドベンダとして台頭してきたのは最近ですが、通信事業者として蓄積してきた資産が大きいのはほかにない強みです。カワシマさんの選択は間違っていないですよ。でもなんでニフティにしたのかは気になりますが」- オオクボの指摘はもっともである。あのIT音痴のナカタニ部長にさえ、「カワシマくんさ~、クラウドって"あまぞん"とか"あじゅーる"とかじゃないの? そもそもニフティってパソコン通信の会社でしょ、クラウドやってるの?」と言われてしまったくらいだ。「実はさ、外資系サービス、苦手なんだよオレ。インタフェースが英語のことも多いし、サポートもどうも敷居が高いって言うか…。ユーザ会もなんか違う人種っぽいし」「ああ、なるほど。それは避けたほうが懸命ですね。エコシステムが肌に合わないということですから、使っているうちに嫌になってしまう可能性大です」- ほ、よかった。やっぱり合う合わないって大事なのね。

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